2006-01-01から1年間の記事一覧

消費税

ドイツでは2007年1月1日から付加価値税が現行の16%から19%へ一挙に引き上げられる。世界では消費税(付加価値税)増税の趨勢にあるので、わが国も昨今の財政再建をにらんで増税に踏み切りましたという、消費税率を上げるための布石に利用されそ…

つぶやき

「〜歳までには〜をしないといけない」という話がある。「医学的に〜だから」という理由。こういう発想の話をよく聞くがどうも好きになれない。子供の教育や出産が典型的な話で、理由として挙げられている医学的な根拠は眉唾なことが多いし、判断しかねるこ…

アルバイト

急遽、頼まれてバイトをする。某会社の人間として、某会社のネットワーク設定の仕事。ネットワーク設定と言っても、最近流行のネットを介したテレビ電話の設定。しかも実質的な作業は京都にいる某社の人と、○塚商会の人がやってくれるので、特段何かしたとい…

年末、聖書...

20日のマトゥーリのコンサートも無事終わり、年末の気忙しさも少し緩やかになったようだ。そろそろ年賀状を書かないといけない。今年は亡くなった方が多くて、寒中お見舞いになるところが結構ある。そうこうしているうちに懸案の某仕事がいよいよ始まりそ…

メール送信ができない

なぜなのか、原因が分からず。。。よりにもよってこんなときに。。。まぁホットメールのアカウントがあるので大丈夫だろうと思いつつも、原因を究明しないと。。。ともあれ、今日は今年最後の授業で『プロ倫』も第2章第1節が終わる。改めて読んでみると、…

またもや

気づくと明け方。今日は必ず提出しないといけない書類がある。早く仕上げられるよう頑張るとしよう。ところで、或る偏見から自由を制限されてしまったロールズ君の話を知る(一瞬ドキリとする名前だ)。「少年のソプラノを拒否したテキサスの混声合唱団」こ…

。。。

某書類を作成中。いまだ終わらない。そもそも某会報の4ページでさえ相当時間がかかるのに、今回のは8ページである。時間がかかるわけだ。途中までは白黒で考えていたところ、カラーで印刷できるとなると俄然欲が出てくるのは仕方がない。しかし時間がなさ…

政事

或るところで、古代日本における「まつりごと」は「祀」=「政」という等式が成り立つという議論が出ていた。読んだ刹那、それはちょっと違うのではないかと誰か言っていたなと思い出して、一番このテーマに近い、丸山の「政事の構造」(『現代思想』1994.vo…

つれづれ

加藤陶九郎は「民芸運動」という文章で、柳宗悦の「茶器の名物と称するものは、ほとんどみな民芸である」という主張を偉とすべきとしつつ、彼が「民芸においては、作者が誰であるかを問うことに意味がなくなる。むしろ“われ”を離れたものほど、その美しさが…

消えた....

10月の窯焚きのDVDをPremiere Pro 1.5を使用して編集中、2時間ほど行なった編集内容が一瞬の内に消えて愕然とする。「序」を作って、「本編」プロジェクトを立ち上げて作成中のこと。動画データの最適化が終わったところで消えたように思う。ああ、と…

料理とお酒

昨晩、急遽親友と呑む。ビールを飲んだ後は、久しぶりに千代の光「真」を。マイナーな蔵元だが、辛口のしっかりした味わいで、新潟らしいお酒である。その後に「くどき上手 雄町44」を呑むと、芳醇な味わい。練り物がたくさん入ったタイ鍋、茄子のあんかけ、…

焼き物と「正統」

丸山は、正統は異端を意識して初めて生まれると言った。これはあらゆる宗教芸術、運動に当てはまるだろう。しかし社会の変化によって伝統技術が失われつつある中、これが正統だという主張も失われつつある。正統の代わりに、新しいものや似たものが雨後の筍…

無事

某原稿を提出して、今日はこれから横浜でのゼミ。ベンサムの功利主義というタイトルの論文。快楽の質と量についてベンサムとミルとでは認識が異なっている話が出てくる。以前、ロンドンのスコフィールド氏から教えてもらっていたことだが、この点、あまり詰…

いじめの問題....

某原稿締切を明日に控え、手直しに追われつつ、雑用をこなす。東京新聞の(内容はつまらない)記事が眼に入る。「いじめ緊急提言決定 『見て見ぬふり』も加害者」 いじめ問題がまるで新しく出てきたので対応しましたといったニュアンスの、今更ながらの「緊…

くどき上手

何回か書いていることだが、今年の「くどき上手」は本当に美味しい。先日「雄町44」を開けて飲んだ時もよかった。しかし開けてから少し時間が経ったものは、雑味が出ていて、あまり美味しくない。「山田錦」は開けてから時間の経ったものの方がまろやかで美…

寒くなってきた

ということで、昨晩は「釜竹」に連れて行ってもらう。近隣の道路が迷路のようになっている根津に、ゆったりとした空間と古民家風の雰囲気のお店があったとは意外だ(近くには木造3階建て、文化財でもある「はん亭」がある)。釜竹は羽曳野のお店らしく、1…

11月初旬に申し込み、中旬にモデムが届いていた光oneに、本日ようやく切り替える(電話の切り替えがうまくいかない....)。光に変えて嬉しいことは、ダウンロードの際のストレスが相当軽減されることだ。DLは相手のサーバーの容量に大きく依存するけれども、…

飲酒運転のことなど

「飲酒検知装置義務付けを 米、事故遺族が訴え」 「【ワシントン20日共同】飲酒運転事故の犠牲者の遺族らでつくる米民間非営利団体(NPO)「MADD(飲酒運転に反対する母親たち)」は20日、飲酒運転で摘発されたことのある全ドライバーの車に、ア…

京都にて

某学会の幹事会出席のため、週末は京都へ行った。2年にわたる事務局の仕事もこの幹事会開催の後は、ニュースの発行と決算、引継ぎで終わりとなる。水曜日に某先生から電話があり、急遽京都案内をすることになった。前日、「くどき上手 雄町44」(やはり美…

光one 順接の「が」

昨日無事工事が終わり、ADSLから光(KDDIの光one)にのりかえた。ただいろいろやることがあって、いまだ光に切り替えていない。。。既に使える状態にあるものの、光に切り替えるのは来週くらいか。ともあれ月曜日のベンサム研では某原稿に貴重なコメントをた…

英国の監視カメラ

お試し版でポストされていた横書きの産経新聞に英国の監視カメラの設置状況について書かれた記事があった。英国が監視社会化していることは知っていたが、英国で100万台のカメラが作動し、そのうちロンドンでは50万台、通行人は1日100回、5分に1回の割合でカ…

つれづれなるままに

小松英雄『徒然草抜書』によると、『徒然草』での「徒然なるままに」の意味は、やるべきことがあるにもかかわらず、それをする気力が湧かず、つい別のことで時を過ごしてしまうことを言うらしい。5日の締切ぎりぎりになんとか原稿を提出し、少し安堵したと…

原稿に追われながら

土曜日はJさんの誕生日だったので、目白のシェリーヴへ(昼間には「くどき上手 羽州山田錦」を戴く。開けてから時間が経っているので、すっかり美味しく化けていた)。リーズナブルながら妥協のないメニューは凄いと感じるお店。最近、自分自身もそうだけれ…

正統と異端

言わずと知れた丸山眞男未完の論考(編集)。『自由について』で、次のような発言がある。「初めに異端ありきなんです。今度はそれに対して正統が出てきて、異端を吸収していくわけ、吸収しない正統は没落しちゃうわけです。吸収する正統が生き残ります。だ…

「教育改革国民会議」

のことが話題になっているらしい。提言の内容があまりにひどいというのが一般的な論調。たとえば、こちらのサイトでピックアップされたとんでもないことは以下のようなもの。 * 子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもら…

周囲への配慮

「歩行中接触し骨折 91歳逆転敗訴」の記事が目にとまった。先日、非常勤先から帰宅途中の新宿駅で、若い女性同士が激突していた場面を見ていたからでもあるが、人にぶつかることについて、あまり気にしない人が多いのは確かである。人口密度が高いというか…

支那という名称

長年の疑問が氷解した。近代以前の中国をなんと名指しすればよいのか、というのが疑問だった。文学史や政治史にしても、どの時代についても「中国史」というカテゴリーを自明視していて、妙だなと思ったいたところ、高島俊男氏の「「支那」は悪い言葉だろう…

奢侈と資本主義

久々の授業だったが、大学に行くとガイダンス授業ということだったので、ドイツと日本での資本主義論争を紹介して、ヴェーバーのテクストの意義などを簡単にレクチャーして終わる。後期は『プロ倫』を読むと言うと、いろいろ注文が舞い込む。前期に比べて物…

昨日の研究会

国際関係思想・研究ネットワークの第2回研究会。公募研究報告では、最初に「慎慮・正義・解放:世界政治における倫理と国際的人道行動」というタイトルでの報告。慎慮は「国際的政治道徳」、正義は「グローバル・ジャスクティス」、解放は「批判倫理」が中…

柳宗悦

『茶と美』(講談社学術文庫)を手に取る。就中、「茶の病」は家元・宗匠の批判(これをやりすぎてお茶の世界から総スカンとなったらしい)。批判の内容は点前や茶事に精通することが茶道ではないということに尽きる。況や、茶事の知識を自慢することなども…