つぶやき

「〜歳までには〜をしないといけない」という話がある。「医学的に〜だから」という理由。こういう発想の話をよく聞くがどうも好きになれない。

子供の教育や出産が典型的な話で、理由として挙げられている医学的な根拠は眉唾なことが多いし、判断しかねることも多い。

「〜歳を越えると〜のリスクが高まる」といった、ある意味では当然の事柄に汲々としている場合もある(なんだかまるで詐欺の常套手段のようでもある)。

人生をリスク回避という観点からのみ考えようとする人に接すると、どうもあまり感心しない。もちろんいつも賭け事的なのは困るし、ある程度(時代的な限定はあるにしても)「社会的常識」に即する必要もあろうけれども。。。

人生のある時点までに〜をしなければならないというのは一種の強迫観念であると思うけれども、一方で、人生の節目節目で決断すべき時を逃さないという信念の現われでもあろう。

しかし決断すべき時は否が応でもやってくるわけだし、あまり婉曲に表現したり、相手を試したりすることはしない方がいい。(独白)