2006-01-01から1年間の記事一覧

国旗国歌強制は違法

という画期的というか当たり前でもある判決が出た。しかしこれも地裁だから出せたものでもあるように思われるがどうだろうか。今回の判決が出た背景には、悪名高い10.23通達がある。東京都教育委員会によって出された2003年10月23日の都立学校の校長宛…

「美しい国」

先日のJSUSで会った研究者にも日本は美しいと言われた。確かに貧困や戦争で混乱を極め、疲弊したほかの国と比べると、美しいだろう。もちろん何をもって美しいとするかは難しい問題で、ゴミが落ちていないことも場合によっては「美」ではないし、皆がにこに…

山羊のチーズ

一昨日、Jさんが作ってくれたイタリアンな夕食を食べながら、8月に青木村のタンポポ堂で買ってきた二層になっている山羊のチーズをようやく戴く。ふむ、塩味が強いが、なかなかいける。。。シャルドネに合うと教えられたので、近くの丸正で買ってきたシャ…

Rosen’s Book

今日は中央大学でローゼンセミナー。数年前に購入したClassical Utilitarianismが実は誤植がひどくで廃棄処分になっていたものを誰かが盗み出して売りさばいたものだと判明して驚く(そういえば、随分と安く買ったような気がした)。表紙についている名前が…

学会終了

11日で学会本体は終わり、翌日は残務処理。別のスタッフは鎌倉へ(Big Budda Tour)。鎌倉へは久しく行っていないので、残念なところ(念願のアルセストにもまだ行けていない)。学会参加者からはいろいろ日本のことについて聞かれたが、印象に残っているの…

久々の更新

少し前、ブログは毎日更新しないとと親友に言われる(申し訳ない)。ブログは、ウェブ・ログの略!?だったなと思い出したが、こちらで「ブログ」の意味を見ると、こんなことが書いてある。 「個人や数人のグループで運営され、日々更新される日記的なWebサイ…

原稿

削っては増え、増えては削ってを繰り返し、なかなか到達の文字数に達することができない。とうとう締切の日が過ぎてしまった。いや、1時間以内に出せば、許容範囲内であると思われるのだが。限られた文字数での文章表現がこれほど大変だとは思わなかった。長…

夏も終わり....

涼しく心地よい夜風 徐々に暑さが和らいで来る昼間の喧騒が嘘のような夜の静けさで 路地裏は小さく可愛らしい野良猫たちが跋扈するそれでもまだ 少し歩くと汗ばむので 彼らの毛皮は暑苦しく感じる.....夕刻 衝動的に買った「くどき上手 羽州山田錦」を 夜に…

Abbado

アバドが2000年の5月にベルリンで振ったベートーヴェンの第九のDVDを観る。病後のためか、かつての流麗な動きが見られない。しかしベルリンフィルの小規模編成での演奏は見事だ。時折、管の方でおやっと思う音が飛び出ることもあるが、ベーレンライター版…

右側/左側

東京新聞に「左側通行 右側通行 あなたはどっち派? 人波のルール」という記事が出ていた。車は左、歩行者は右だと思っていたら、この規定は存外新しいものらしい。 「江戸時代は武士が左腰に刀を差していたので、互いのさやが当たらないよう左側を歩いてい…

赦し

人間が配慮し得る対象というのは人それぞれで違う。誰を配慮の対象にするか、どこまでその範囲を広げればよいのかはなかなか厄介な問題である。血縁で言えば、一家族だけに配慮する人、数家族に配慮する人、その「家」に連なる人すべてに配慮する人などなど…

日傘

紫外線は女性(男性)のお肌の大敵といわずとも、最近の日差しの強さは尋常ではないから、日傘を持ち歩いている女性が多いのもうなづける。夏の日差しを防ぐために女性が使う日傘。お洒落なデザインで、しかもハンカチ片手に日傘をもっている女性の姿はなん…

山芋とお漬物

久々の食材ネタ。昨晩の夕食はキャベツが丸1個あったので、お好み焼きにしようと思い、野菜室にある銀杏芋をすってみると、どうも粘りが弱い。これでは美味しいのは作れないと思い、近くのスーパーに行くと、同じく銀杏芋(大和芋)しか置いていない。最近…

古層−統治

昨夕は新しいお茶室を拝見して眼福。新しいお宅に気合の入ったお茶室。昨今、あのレヴェルのお茶室を作られるとは、尋常ではない熱意とアイデアを感じる。夜は学部時代の友人らと一杯。小売業にまつわるいろいろな話を聞く。寝しなに枕元にある本は丸山眞男…

Mary Wollstonecraft

某辞典の項目執筆のために、フェミニズムの祖ともされるウルストンクラフトの『女性の権利の擁護』を紐解いている。『女性の権利の擁護』の章構成は以下の通り。タレイランへの献辞 序論 第1章 人類の権利とそれにかかわる義務を考察する 第2章 女性の性格…

『思想』丸山眞男

意外に忙しくなり、こちらの更新も久しぶりになってしまった。午前、神保町で友人の論文のチェック作業。その後、久しぶりに岩波に入ってみると、没後10年となる丸山を特集した一覧がある。まず目に入ったのは8月号の『思想』で、「丸山眞男を読み直す」…

ワインづくりの思想〜銘醸地神話を超えて

相変わらず着眼点が素晴らしい麻井宇助氏の著書『ワインづくりの思想〜銘醸地神話を超えて』(中公新書)である。随分と前に出だしだけ読んだまま、積読になっていたが、最近寝しなに読んでいる。21世紀におけるワイン作りの方向性を展望する上で、20世紀に…

つれづれ

今朝、お中元が届く。氷菓子で何とも涼しげで美味しそうな贈り物。さっそく煎茶の羊羹を戴くと、少し暑くなってきた部屋の中に涼風が訪れる。お中元と言えば、実家では親戚筋以外からの贈り物は一切受け取らない方針だったので、宅急便屋さんが来るたびに受…

愛国心

近年、喧伝されている言葉に「愛国心」がある。多くの政治家や老齢の方々が郷愁と共に語る言葉である。さて愛国とはなんだろうか。そして愛国を志向する心とは何だろうか。小熊氏の論考に『民主と愛国』がある。実はまだ読んでいないのだが、ペリクレスが民…

憂鬱

ベンサムに関する英文草稿は先週に仕上がっているはずだったのに、いまだに終わらず、しばし憂鬱な気分になる。途中でいろいろ雑用をこなしていたせいもあるが、よく考えたら、英文を書く作業は半年ほどしてこなかったような気がする。徐々にまともな文章が…

何かと忙しい日々

今年の目標を某勉強会で語り合い、某氏の手帳にメモされているのだが、どうも今年はそれをやっている時間がまったくなさそうな気配。忙しいのはいいことなのだろうけれども、行事が目白押し。とくに9月が凄そうだ。JSUSの事務のほか、海外からやってく…

『陶磁郎』47号 大壺特集

18日に発売になる『陶磁郎』の47号に本松陶秋氏のことが載っている。先月、本松氏のところに取材に来たらしい。現代陶で大壺となると彼を外しては考えられない。壺の成型には轆轤、紐作り、叩きに並び輪積みは外せないからだ。そもそも本松氏が師事した…

1年が経ったものの

ブログをつけ始めて、ちょうど1年が経った。1年前に比べて相変わらず成長していないなというのが実感ながら、昨晩より肝臓付近が痛み始める。親友から(信州の)山へ行こう!というとても魅力的な誘いがあるが、原稿もあるので、泣く泣く断念。まずは養生。…

鬼灯

ほおずき。色自体は秋を思わせるが、その佇まいはどこか夏らしい。この時期、各地でほおずき市が開かれる。先日、着物姿の女性で浅草寺帰りらしい人が電車に乗っているのに出くわした。昨日はJさんがほおずきのお菓子を買ってきてくれたので抹茶で戴く。ほ…

被害も違法性もないのに、なぜ世界はナーバスになったのか

某MLで知った記事。「被害も違法性もないのに、なぜ世界はナーバスになったのか」リチャード・ロイド・パリー(英タイムズ紙論説委員)」議論の枠については以前から思っていたことなので、基本的に賛成。インドのミサイル発射の件と比べて異様な盛り上が…

久しぶりに

食べ物ネタ。昨日のランチは新松戸にある洒落た中国料理店「星陽」。某氏お奨めのフカヒレあんかけ炒飯。ランチセットなので、ほかに冬瓜のスープ、春雨サラダ、杏仁豆腐がつく。フカヒレあんかけ炒飯(関西では炒飯とは言わず、焼き飯というのが一般的か)…

意外なフットワーク

何が意外かというと、日本政府の動きである。アメリカがどれだけイラクで虐殺を行なおうとも、イスラエルがどれほど虐殺を行なおうとも(そしてその虐殺は現在進行形なのだが)、国連決議に訴えることはないのに、隣国で軍事訓練(実験)があると、鬼の首で…

もう朝に

いろいろ雑用を片付けていると朝になっている。この週末は少し気合を入れて、某草稿と授業準備をしなければならない。さて少し仮眠をとろう.....

たとえ

ロケットでも、中国の長征2号の打ち上げ失敗のように、500人規模の被害が出てしまう。http://www.youtube.com/watch?v=RaAfMH2SDT0&突風で軌道が逸れたというのが中国の公式見解のようだけれども、それが多くの人命が失われる甚大な被害の原因というのでは…

ミサイルとロケット

北朝鮮7発目を発射 首相「遺憾な事態」である(最近どうもこの種の話題が多いなぁ)。日本政府は安保理決議を求めて動き始めているようだが、どうも腑に落ちない。なぜ今更、それも日本国内の基地に米軍の迎撃ミサイルが配備されるという時期に、米国を挑発…