2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

原稿に追われながら

土曜日はJさんの誕生日だったので、目白のシェリーヴへ(昼間には「くどき上手 羽州山田錦」を戴く。開けてから時間が経っているので、すっかり美味しく化けていた)。リーズナブルながら妥協のないメニューは凄いと感じるお店。最近、自分自身もそうだけれ…

正統と異端

言わずと知れた丸山眞男未完の論考(編集)。『自由について』で、次のような発言がある。「初めに異端ありきなんです。今度はそれに対して正統が出てきて、異端を吸収していくわけ、吸収しない正統は没落しちゃうわけです。吸収する正統が生き残ります。だ…

「教育改革国民会議」

のことが話題になっているらしい。提言の内容があまりにひどいというのが一般的な論調。たとえば、こちらのサイトでピックアップされたとんでもないことは以下のようなもの。 * 子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもら…

周囲への配慮

「歩行中接触し骨折 91歳逆転敗訴」の記事が目にとまった。先日、非常勤先から帰宅途中の新宿駅で、若い女性同士が激突していた場面を見ていたからでもあるが、人にぶつかることについて、あまり気にしない人が多いのは確かである。人口密度が高いというか…

支那という名称

長年の疑問が氷解した。近代以前の中国をなんと名指しすればよいのか、というのが疑問だった。文学史や政治史にしても、どの時代についても「中国史」というカテゴリーを自明視していて、妙だなと思ったいたところ、高島俊男氏の「「支那」は悪い言葉だろう…