2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「夏の雨」作戦

新聞でも連日イスラエルによるパレスチナ侵攻のニュースが流れているが、どうも速報で取り上げられる内容とは判断されていない。しかし「作戦の結果、拘束者は閣僚と議員ら六十四人、軍事部門二十三人の計八十七人となった。全閣僚の三分の一に当たる八人が…

温泉のこと

満員電車のストレスや会社などでの人間関係のストレスを癒しに田舎の温泉に出かける。これはある種のトレンドでもある。もちろん私とて例外ではなく、山の空気を無性に吸いたくなったりした時、標高の高い涼しげな山に出かけ、温泉につかってくることがある…

ベンサム研

昨日はK氏の10年来の研究の集大成である論文の合評会。担当した箇所について、本当はもっと原テクストにあたって論評しなければならないところだったが、気になるところだけをチェックしてコメント。これまでの議論を丁寧にフォローされているが、やはり10…

月釜

一ヶ月ほど前にお話を伺った月釜に出向き、久しぶりにお茶の空間に身を置く。朝8時開始という「早朝」のことで、やや眠気が漂っていながら、清々しい雰囲気のお茶室で一挙に目が覚める。寄付で待っていると、 お茶の先生(にこやかな笑顔と共に)「今日のお…

分からないことだが

北朝鮮のミサイル発射が騒がれている。Wikiのテポドンの項によると、人工衛星の打ち上げという線も濃厚のようだが、どうなのだろうか(もちろん真相は分からない)。1998年に起きたような(このときは海に落ちたが)、日本列島のいずれかに墜落することがあ…

君が代

「起立せぬ親と来賓調査 君が代」だそうである。「 関係者によると、十三日の定例市議会で、民主クラブの高橋秀樹市議が「保護者や来賓で起立しない人がいる」と指摘。これに対し、伊藤教育長は「(事実なら)はらわたが煮えくりかえる」「『内心の自由だ』…

ヴェジタリアンという生き方

ついこの間までヴェジタリアンとは菜食主義者だと思っていたことはさておき、現代世界の食糧事情(絶対的な食糧不足と分配における偏重)においてヴェジタリアンとしての生き方はとてもメッセージ性がある。「NPOさなぎ達とローソンが「横浜型もったいない運…

原発

「世界初「海に浮かぶ原発」、ロシアが来年着工」だそうである。原発は冷却水が必須なので、海上に作ってしまえばよいという発想なのだろう。しかしこの記事には決定的なことが書かれていない。それは次の記事を読むと明白だ。「世界初の「水上原発」露で契…

ミルのデモクラシー論

Mill on Democracyを一応読了。お話の筋としては、ミルのアテネ民主制論を素材にしてdeliberative democracyの観点からミルの政治思想を解釈するというもの。それなりに勉強になる。ただ19世紀における古典古代の評価という点についてはあまりちゃんと読まな…

睡魔が.....

N, Urbinati, Mill on Democracy,只今177ページにさしかかったところ、終わりは202ページ。早く仕上げて少しは寝ないといけないが、さらに睡魔が襲ってくる。思い返せば、これを引き受けたのは1ヵ月半前。やはり徐々にでも進めるべきであったか.....意外に内…

丸山眞男没後10年

丸山眞男の没後10年になる。読売新聞に「没後10年 丸山真男を語る(上)」、「没後10年 丸山真男を語る(下)」という記事が出ている。読売新聞の編集委員が司会役を務めずに一人の論客のように話しているのはご愛嬌だが、次の苅部さんの発言が面白い…

国保の問題

矢吹紀人『国保崩壊 見よ!「いのち切り捨て」政策の悲劇を』で紹介されている事例を某MLの記事から知る。小泉政権の下での弱者切捨てがどのような現実を日々生み出しているのかということが痛切に伝わってくる事例である。他企業のリストラのあおりを受け…

研究会

いろいろなことに追われると頭が回らなくなってくる。というか、その追われていることに頭が一杯になるので、他のことに気がまわらなくなる。確か明後日から3連続で研究会があるはずだけれども、いずれも出られない見通し。木曜日には、あのピーター・シンガ…

社員旅行

「『社員旅行』そろり復活?のワケ」だそうである。残念ながら、いまのところ社員に縁がないので、経験したことはないが、業績の良好な住宅や自動車関連の企業で最近多いらしい。しかも内容がなかなか凝っていて、行き先を社員個人が選択できるものから、体…

Proms 2006

今夏もPromsがある。HPでざっと見たところでは、以下のプロムが面白そうだ。しかし夏はあまり動けそうにないし、先立つものも....。ネットで各プロムは聴くことができるが、あの音質ではどうもあまり聴く気になれない。もう少しよい音質にしてくれないもの…

血肉

なにやら物騒なタイトルになったが、田川建三氏の『宗教とは何か 上』をぱらぱらとめくる。最近盗作や剽窃の類のニュースが世間を騒がせているけれども、この本にも似たような話は出てくる。荒井献氏といえば、東大で多くのお弟子を育てられた方で、岩波書店…

丸山

少し時間がかかったものの苅部直『丸山眞男』を読了。『光の領国』を彷彿とさせる雰囲気で、丸山の「肖像」を見事に浮き上がらせていると思う。丸山への見方が少し変わったのは、例えばこれまで反骨精神の新聞人というイメージで語られることが多かった父丸…