2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

啓蒙、米中激突

昨晩は、S氏の就職祝いで四谷で一献。某研究会での報告などの打診を受けつつ、結構深酒。。。『啓蒙のエピステーメーと経済学の生誕』を戴く。物理的に重厚な本だが、実際に内容も重厚。18世紀の思想史を考える上で、興味深いトピックが並んでいる。(伝統…

事故米

「汚染米で農水省20人超処分へ 有識者会議が責任指摘」だそうである。事故米をめぐって、農林水産省の不手際が顕わになった。尤も、この記事以上に、積極的な関与をしていたのではないかと、共産党が執拗に追及していたが、その後、どうなったのだろうか。…

懐石のことなど

久々に食べものネタを。今日は、信州での窯焚き手伝いが急遽なくなったので、懐石料理講習会のお手伝い。まず早朝の築地へ買出し。道行く人を眺めると、観光客の増加に驚く。世界最大の魚市場を人目見ようとやってきている。それはそれでよい観光資源なのだ…

イタリアの教育闘争

イタリア:学生ら、教育改革法に抗議 全国でデモやストだそうだ。イタリアのベルルスコーニ政権が「教育の合理化」ということで、先月の29日に上院を通過し成立した教育改革法案に抗議する学生と教職員らの運動がいまだおさまっていないことを、昨日のBB…

食育ソムリエ

もてはやされているものほど、粗製乱造で、中身も怪しくなるし、一過性に終わることが多いが、昨今流行の食育は、官民一体となって盛り上げている国民運動である。食が大事であるのは、人間の最も基本的活動だからであり、いつの時代にも、食は大切だと説か…

予定説。。。

宗教改革期、予定説が流行した。予定説で特徴付けられる宗派に改革派がある。脱魔術化の究極とも言える、この教理の凄まじさを改めて感じるのが、救済は遠い過去において、すでに決定されているという点だ。ふつう、宗教は、入信すればとか、善い行ないをす…

快楽主義の位相!?

グッドデザイン大賞にTOYOTA「iQ」だそうである。TOYOTAデザイン部の丸谷勝己さんは「iQはパッケージ革命とも言える、新しい小型車を実現した。デザインを通じて、乗る人にワクワクしてもらいたい」と語った。 こうした記事の引用は新聞社の…

ファッションショー、開炉

昨年に続き、文化でのファッションショーを観る(昨年のファッションショーはこちらで)。デニム生地を活かしたグループのものが俊逸。随所にハッとさせられる創意に富んでいて、独創性を発揮した貴重なものだった。もちろんほかのものも、技術的にはたいし…

論文と作文

田母神俊雄・航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったのか」が世間を賑わせている。審査委員長は渡辺昇一氏であるので、まぁ、あのような内容が最優秀藤誠志賞に選ばれたのは当然といえば、当然かもしれない。しかも、「真の近現代史観」というタイトルも…