またもや
気づくと明け方。今日は必ず提出しないといけない書類がある。
早く仕上げられるよう頑張るとしよう。
ところで、或る偏見から自由を制限されてしまったロールズ君の話を知る(一瞬ドキリとする名前だ)。
このブログの作者のまとめたところによると、「通常よりもかなり高い声域を持つ17歳のアマチュア合唱少年が混声合唱団のオーディションにソプラノとして願書を出したところ拒否された」という事件。
「彼は大学間連盟のコンクールでソプラノとして2年連続1位を勝ち取ってすらいる。
しかしながらこの協会{テキサス音楽教育者協会}は、少年がソプラノやアルトで歌うこと、及び少女がテナーやバスで歌うことを許可していない。」
協会のスポークスマンが言うには、喉を痛める無理な歌い方をさせないため、このような規定がある(男性が女性のような声を出すのはある程度可能であるにしても、逆はできるのだろうか。。。)
女声合唱団でソプラノを歌うことができる少年が少年であるという理由で、合唱団のオーディションを受けることを拒否されたから、これは性差別の問題ではないかという議論が出ていたらしい。
さて今度のマトゥーリのコンサートで歌う曲に「The Awakening」という曲がある。これはこのテキサス音楽教育者協会40周年記念行事のために作曲された歌である。
「覚醒」とは真理に目覚めていない者というニュアンスを持っているから、古くはカルヴィニズムや、また19世紀辺りのアメリカの宗教運動を彷彿とさせる用語だ。
I dreamed a dreamという出だしで始まり、希望の見えない世の中に、音楽こそが光を注いでくれるのだ、さぁ目覚めて、暗い世界から羽ばたこうという内容。
アメリカでは日曜日の礼拝の際、音楽の演奏に合わせて信者が歌ったり、踊ったりすることがよくある。
2000年の春にノースカロライナのウェイクフォーレストに行った折、プレスビタリアンのサーヴィスに出たときもそうだった。
厳格な宗派のはずだが、ドラムセットやキーボードがあり、正面には電光掲示板に言葉が表示される。集った人々はさまざまな歌を歌い、祝福しあって日曜の朝を過ごす。
上の協会がテキサスであるということは大いに気にかかるところでもあるが、まぁ、今度歌う歌は、純粋に音楽の素晴らしさを謳いあげようという趣旨のものと理解しておくとして、さて、もろもろの仕事を片付けるとしようか。