2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本現代工芸展、銀座、志野

午前は上野の東京都博物館で開かれている現代陶芸展へ、Yさんの作品を拝見に伺う。会場に入るとすぐにお会いすることができ、今年の作品が展示しているところに案内してもらい、染織のことについていろいろ伺う。使われている生地は絹だそうで、木綿と異な…

昨日のこと

昨日は朝から本郷にてベンサム研。最初はK氏の報告。今まであまり論じられてこなかったベンサムのアメリカ(合州国)認識は彼の思想形成を論じる上で意外に重要かもしれないと感じる。その次は京都から来られたK氏の報告。「世界の立法者」を鍵概念にベン…

いろいろ

昨日から早稲田で学会。初日は裏方のお手伝いで、今日は朝から研究報告を拝聴するが、学会報告というのは玉石混交だから、本当にびっくりするようなものもある(自分のことは棚にあげておく)。一番驚いたのは、社会保障などについての本を書いている方が、…

茶杓、学会。。。

昨日は所用が無くなったので静嘉堂文庫美術館へ。「竹の茶道具」展の最終日だったが、それほど混んではいなかったので、ゆっくりと見ることができた。とくに素晴らしいと思われたのは、利休「両樋」、宗旦「語尽山雲海月情」、早見頓斎の茶杓。前二者は櫂先…

今日の理論史研は

若干の一波乱を孕みつつも、無事終了。『かの高貴なる政治の科学』の評価については善い意味でも悪い意味でも皆困惑気味という印象を受ける。あまりにもトピックが多岐に渡っているので、結局、気になる点としては、あのような方法というか、知性史を日本人…

BodyShop

がロレアルに買収される様子。またボディショップの創設者ロディック氏による『ビッグイシュー』も売り上げがあまり伸びていない様子。記事はなかなかよいものがあるので、見かけたら買うようにしている。先日四ツ谷の駅前で売っているホームレスの人がいた…

卒業式、事務。。。

今日は久し振りに横浜市大へ。某学会の事務というか年度末の経理で打合せをするためだったが、ちょうど卒業式だったので、茶道部の卒業生にお祝いを。いろいろ悩んだ挙句、松栄堂の「堀川」を選ぶ。銀座のお店には初めて行ったけれども、感じのよいお店だっ…

君が代神経症・教育・公共心

東京新聞が「教員むしばむ『君が代神経症』」という記事を載せている。2003年の10.23通達により、都立校教職員は君が代斉唱参加の義務が負わされ、さらに生徒が不起立・不斉唱の場合にも責任を負わされることになり、停職、減俸、講習会受講や、職務事故を理…

4月から

「社会のデザイン」とでも言うべきものに関わることになるかもしれない。社会のデザインというと反射的にハイエクの「設計主義的合理主義」といった批判を想起してしまうが、歴史性を重視した社会のデザインということも十分可能だろう。それはハイエクとベ…

発音、、、ベンサム

昨日はまたまた雑用というか、細かい仕事をしているうちに夕方に。土曜日の司会の準備もしないといけないのだが、1ヶ月ぶりに男声合唱の練習へ。前半は「慕情」の練習。これがまた難曲。各パート、半音での音が変わる場面が結構あるからだ。ただ英語の歌だと…

昨日は

雑用の一日。いろいろ片付ける。夕刻、神保町にて音楽会。海老に添えられたウドや鮫の揚げ物を、貴重な甕出し紹興酒とたくさんのワインとで戴きながら、日本の歌からオペラの歌まで堪能する。アンコールでメリーウィドウの主旋律を聴けたときには、まるでウ…

スウェットショップ。。。

昨晩の勉強会で正戦論の後に前半部を検討したI.Youngの RESPONSIBILITY AND GLOBAL JUSTICE: A SOCIAL CONNECTION MODELでも議論になっていたが、スウェットショップのような過酷な環境下の(児童)労働生産物に対して、不買の意思を表示することは重要なこ…

今日は

某大学への書類を提出して、本郷へ。J.T. JohnsonのTHE JUST WAR IDEA: THE STATE OF THE QUESTIONの後半部分。全体として現代アメリカの世界戦略を正当化するような論文の構成。兵器はどこまでも人殺しの道具でしかなく、たとえ僅かであれ無辜の人々が犠牲…

意外に慌しい毎日

土曜日は国際関係思想・研究ネットワークの第1回研究会が開かれた。昨年から準備にとりかかっていたネットワークの行事として最初のものだったので、どうなることかと思っていたが、若手研究報告では日本と中国における沖縄の領有権をめぐって、条約の解釈が…

今日のこと

強風の一日。お昼頃、宇都宮線は運転を見合わせ、ストの影響もあって京葉線のダイヤは乱れ、中央線の上りはランダムだったし、東海道線も品川〜川崎間で時速25キロ制限になっていたため、横国でのゼミに遅れて到着。9月のJSUSの打ち合わせなどをして、ミ…

就職祝い

今夜は秋田に就職する某知人の歓送会を四谷のお茶室で。最初の公募で決まってしまうというのも凄い。集中講義での学生への対応などを聞くと、彼女はよい先生になりそうな気がする。翻って己にはただ真面目に研究に励むことが肝要なりと思う。今日聞いた話で…

箱根

一昨日は某大の研究合宿で箱根に。電車で行く箱根は久し振り。ぼ〜としていたせいか途中の小田原駅で降りてしまい、集合時間に5分遅刻。。。「富士の間」という結婚式用の会場で、研究報告1本目はヴェブレンによる(J.S.ミルによる修正)功利主義評価…

フルトヴェングラーの悲劇

どうにも眠れないので、丸山眞男と吉田秀和氏の対談「芸術と政治」をちらほら読む。トスカニーニがファシズムを嫌ってイタリアの聴衆を見切ってニューヨークに行ったのに対して、フルトヴェングラーはドイツの聴衆と共にいる道を選んだという話の後、丸山が…

お抹茶で眠れず

結局、いまだに寝付けない。やはり濃茶5杯は睡眠を妨げる。ちょっと多めに出てきたので、毎回しっかり2回飲んでいたのがよくなかった。お酒を飲んだりしたけれども、睡魔は訪れず。。。午後には箱根で2本の研究報告を聞くので、睡眠はとっておかないとまず…

旅のハプニング

今回の渡仏ではいろいろハプニングがあった。土産に購入したハーフボトルのワイン2本が無くなったことは既に書いたけれども、2年ほど前に中国雲南省に行った際にもハーフボトルのワインは持ち帰れなかった。まぁハーフボトルのワインが身に降りかかる災厄…

間抜けなことに

ネット絡みの仕事をこなした後のお昼過ぎ、確定申告のための源泉徴収表を探す。確かこの辺りに置いた筈だと探せども、なかなか見つからず、1時間以上書類を出し入れして、ついでに整理して、ようやく見つける。なんのことはない。最初に確かこの辺りにとしま…

代用監獄

帰国して読んだ新聞記事で気になったのは、代用監獄に法的根拠を与えようとする法改正案である。これまで、そして今現在も進行中の冤罪事件が代用監獄によって生じている。それは外部からの遮断と自白の強要に原因があり、通達によって運用されてきた代用監…

帰国

昨日、無事に帰国する。予想通り帰りの機内では寝られなかったので、体内時計があちらのままになっていて早起きとなる。さて前回の仏滞在記に買いたことでご指摘を受けた。ノリントンのノンヴィブラートの件で書いたことは弦ではなく弓の使い方のこと(早速…

ニース、そしてパリ

3/4(Sat.) とても豪華な朝食をとってから、旧市街を少し散策してからアヴィニョンを後にする。ニースへ向かう途中、セザンヌが晩年創作活動にいそしんだエクス・アン・プロヴァンスに立ち寄り、サントヴィクトワール山を見る。想像していたよりも、雄大な姿…

南仏へ

3/2(Thr.)夜明けが訪れる前のパリを後にして、オルリー空港からボルドーへ。車をレンタルしてボルドーからニースに移動する3日間が始まる。早速旧市街が世界遺産に登録されているサンテミリオンへ向かう。 8世紀に起源を持つサンテミリオンは元来岩を掘っ…

Paris 2

今日も快晴。ただ時折雪がちらつく。明日からは南仏に行くことになるが、魚介につい手が出てしまう。ムール貝は、セロリが入っているのでとてもあっさりした味に仕上がっている。一人前、30個ほど。街中には牡蠣などを店頭に出して売っているお店がちらほ…

無事、パリに到着。写真はホテルのそばにあるリュクサンブール公園。機内では『プライドと偏見』を観る。軽快なテンポで物語が展開するので、見ていて飽きない。だが、単なる恋愛物語になってしまっているような気がする。。。衣装や建物は18世紀風になっ…