2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏も終わり....

涼しく心地よい夜風 徐々に暑さが和らいで来る昼間の喧騒が嘘のような夜の静けさで 路地裏は小さく可愛らしい野良猫たちが跋扈するそれでもまだ 少し歩くと汗ばむので 彼らの毛皮は暑苦しく感じる.....夕刻 衝動的に買った「くどき上手 羽州山田錦」を 夜に…

Abbado

アバドが2000年の5月にベルリンで振ったベートーヴェンの第九のDVDを観る。病後のためか、かつての流麗な動きが見られない。しかしベルリンフィルの小規模編成での演奏は見事だ。時折、管の方でおやっと思う音が飛び出ることもあるが、ベーレンライター版…

右側/左側

東京新聞に「左側通行 右側通行 あなたはどっち派? 人波のルール」という記事が出ていた。車は左、歩行者は右だと思っていたら、この規定は存外新しいものらしい。 「江戸時代は武士が左腰に刀を差していたので、互いのさやが当たらないよう左側を歩いてい…

赦し

人間が配慮し得る対象というのは人それぞれで違う。誰を配慮の対象にするか、どこまでその範囲を広げればよいのかはなかなか厄介な問題である。血縁で言えば、一家族だけに配慮する人、数家族に配慮する人、その「家」に連なる人すべてに配慮する人などなど…

日傘

紫外線は女性(男性)のお肌の大敵といわずとも、最近の日差しの強さは尋常ではないから、日傘を持ち歩いている女性が多いのもうなづける。夏の日差しを防ぐために女性が使う日傘。お洒落なデザインで、しかもハンカチ片手に日傘をもっている女性の姿はなん…

山芋とお漬物

久々の食材ネタ。昨晩の夕食はキャベツが丸1個あったので、お好み焼きにしようと思い、野菜室にある銀杏芋をすってみると、どうも粘りが弱い。これでは美味しいのは作れないと思い、近くのスーパーに行くと、同じく銀杏芋(大和芋)しか置いていない。最近…

古層−統治

昨夕は新しいお茶室を拝見して眼福。新しいお宅に気合の入ったお茶室。昨今、あのレヴェルのお茶室を作られるとは、尋常ではない熱意とアイデアを感じる。夜は学部時代の友人らと一杯。小売業にまつわるいろいろな話を聞く。寝しなに枕元にある本は丸山眞男…

Mary Wollstonecraft

某辞典の項目執筆のために、フェミニズムの祖ともされるウルストンクラフトの『女性の権利の擁護』を紐解いている。『女性の権利の擁護』の章構成は以下の通り。タレイランへの献辞 序論 第1章 人類の権利とそれにかかわる義務を考察する 第2章 女性の性格…

『思想』丸山眞男

意外に忙しくなり、こちらの更新も久しぶりになってしまった。午前、神保町で友人の論文のチェック作業。その後、久しぶりに岩波に入ってみると、没後10年となる丸山を特集した一覧がある。まず目に入ったのは8月号の『思想』で、「丸山眞男を読み直す」…

ワインづくりの思想〜銘醸地神話を超えて

相変わらず着眼点が素晴らしい麻井宇助氏の著書『ワインづくりの思想〜銘醸地神話を超えて』(中公新書)である。随分と前に出だしだけ読んだまま、積読になっていたが、最近寝しなに読んでいる。21世紀におけるワイン作りの方向性を展望する上で、20世紀に…