「美しい国」

先日のJSUSで会った研究者にも日本は美しいと言われた。確かに貧困や戦争で混乱を極め、疲弊したほかの国と比べると、美しいだろう。

もちろん何をもって美しいとするかは難しい問題で、ゴミが落ちていないことも場合によっては「美」ではないし、皆がにこにこして助け合っている社会でさえ不気味な場合であることも有り得る。。。

自民党の阿部氏は「美しい国へ」というスローガンを掲げている。政治家が美辞麗句を言い出すのは、およそ政治の本質に馴染まない気がするけれども、さまざまな利害が絡む中、美しい国となるよう本気でとりかかってもらいたいものだ(その際、単に「信念」だけでなく、「責任」も痛切に感じながらやってもらいたいものだが)。

ともあれ、最近不調だったパソコンもようやく安定し始めたのでよかった。これが提出前の時期だったら、大変なことになっていたが、そろそろ授業準備も始めなければならない。某原稿も1次草稿を今月中に書き上げたいものだ。。。

そういえば、一昨日、東急池上線で驚く光景に出会った。或る駅で電車が発車しようとしてドアが閉まり始めたとき、ホームに駆け込んできた若い女性が持っていた傘をぐっと突き出して電車のドアにはさませた。

傘がドアにはさまっていては発車できないので、車掌が仕方なくドアを開けると、その女性は堂々と電車に乗り込んできたのだが、よほど急いでいる用事があったのだろうか。。。