茶杓、学会。。。

昨日は所用が無くなったので静嘉堂文庫美術館へ。「竹の茶道具」展の最終日だったが、それほど混んではいなかったので、ゆっくりと見ることができた。

とくに素晴らしいと思われたのは、利休「両樋」、宗旦「語尽山雲海月情」、早見頓斎の茶杓。前二者は櫂先が左肩下がり。宗旦のものは底が船形ではなく、石州流のような形に四角く、側面は見事に面取りされている。形がなんと言っても申し分ない。ただ均整がとれていて一目で惹かれるのは「両樋」。いずれも現代の茶杓の一般的な長さからすれば、短めで薄い。

さて今日は某学会のお手伝い(初日だけ)。研究会などでもそうだが、懇親会や会費は大学院生であると廉価に設定してあるところが多くて、大学院生以外は一律の料金になっている。しかし最近はODが増えていて、(自分も含めて)彼らも経済的には楽ではない。そのため僅かながら、常勤かそうでないかという分け方で料金設定をする研究会も出てきた。マイノリティーのODへの配慮を各学会もしてもらいたいものだと思う。

また定年退職後の方々への配慮もほとんどの学会ではされていない。院生割引があるならば、退職者割引もあるのが筋ではないかと思うが、どうだろう。