意外に慌しい毎日

土曜日は国際関係思想・研究ネットワークの第1回研究会が開かれた。昨年から準備にとりかかっていたネットワークの行事として最初のものだったので、どうなることかと思っていたが、若手研究報告では日本と中国における沖縄の領有権をめぐって、条約の解釈が両国で異なっており、英語によってそれが決着されていく過程を論じたものと、もうひとつはEU,UK,ロンドンの3層で進んで行く監視システムが人々の身体に対してどのような影響を与えるのかといったことを論じていて興味深く、ラウンドテーブルではセキュリティの政治、政治的リアリズムのイデオロギーの問題などなど盛りだくさんの内容だったが、改めてフーコーの影響の大きさを実感した次第。

全体的に時間が短いようにも感じられたが、なかなか内容の濃いものになった。ただ国際関係論(思想)の新たな展開という点で、従来の国際関係論のアプローチのどこが問題であったのかということが論じられるのかと思っていたので、その点が聞けなかったのが残念なところか(まぁそれは各学会で盛んに行なわれているのかもしれない)。

日曜日はお昼に某先生にお会いして、仕事のお話を頂戴する。研究のこともあるし、その他の事などとも調整してお引き受けするべきかどうか悩むところだが、大変魅力的な内容だけに、できればお引き受けしたいところ。

夜はK氏の提案から、一時帰国中のK氏をはじめ数人と飲むことに。日曜日の夜に四谷近辺でよいお店はあまりないので、自宅にてイタリア料理。キュヴェ三澤の白ワイン、サンテミリオンで購入した2000年の赤ワイン2本、メルローなどを空ける。フランス旅行を思い返して、いろいろ話に花が咲く。。。

そのため、今日は二日酔い。。。某学会の仕事を仕上げておかないと。。。