原発
「世界初「海に浮かぶ原発」、ロシアが来年着工」だそうである。原発は冷却水が必須なので、海上に作ってしまえばよいという発想なのだろう。しかしこの記事には決定的なことが書かれていない。
それは次の記事を読むと明白だ。「世界初の「水上原発」露で契約 原潜“前科”で疑問の声も」 。
読売の記事では、国営ロスエネルゴアトムが海上の原発建設について業者と契約したとしか書かれていない。しかし業者とは、軍の造船所セブマッシュである。
原子力に関して長けているのは軍事部門の産業だから、これは当然のことなのだが、軍事と原子力が平和利用か軍事利用かはおくとして、分かちがたく結びついてることは明確に指摘しておくべきことだろう。
こちらの記事で初めて知ったのだが、「浜岡原発5号機は、15日午前8時40分ごろタービンの異常振動によりスクラム停止(緊急停止)」したらしい。
こうした重大事はあまり公にされないし、放射能の場合、目に見えず、臭いもないから、垂れ流す方にとっては便利な性質だ。被害を受ける側からすれば、とんでもないことなのだが。
ちなみに「原発 冷却水」でググると、原発の事故のことがやたらと出てくる。
さらに同じブログでは、ドイツで原発事故を扱った映画が封切られるという。日本には今冬上映予定らしい。
http://www.die-wolke.com
チェルノブイリの事故が生々しく記憶に残る欧州。日本も決してそれとは無縁ではないのだが、どうもその辺りの記憶が風化しているようだ。