初釜2

今日は某会の初釜。世田谷のお茶室にて。まず金沢金茶寮の点心を戴き、少しお酒を頂いてから、カラスミ・秋刀魚の燻製・菜の花の八寸が出て「千鳥」となる。

亭主が客にお酒を注いだ後、正客の盃を使って、亭主と客が交互にお酒を飲み交わすのが千鳥なので亭主はお酒が強くないと務まらない。。。千鳥は覚えてしまえば何ということはない所作だけれども、茶事で千鳥をする頃には結構お酒が入っているので、特に客の所作についてはなかなか頭に入らないことが多い。。。

一通り終えた後、久しぶりに一保堂の「青雲」で濃茶を戴く。一保堂の特徴であるあの苦味が一頃より随分おさえられたような気がするのは点てた方の心が入っていたからだろうか。

その後の「且座」では「月」の札をひいて亭主役になる。今年初めて点てた濃茶で、しかも長板のお点前。美味しく点ったのか不安なところだ。長板も5年以上前にやったきりだったが、最初に濃茶を立てて下さった方の所作を見て少し思い出す。

しかし最近正座をしていなかったせいか、長く座っていると膝が異様なほどの痛みを感じる。のばすとすぐに治るが、日頃の怠惰がこうしたところで出てしまう。

星辰亭での後片付けを終え、日比谷に向かう。5、6年前にお茶会をやった方々に久しぶりにお会いする。

5年ほど住んでいた金沢文庫に室町期の茶臼があることなどを教えてもらったり、以前のお茶会での裏話、また第2弾についていろいろ話し合う。

最後に強烈なデザートが出てきて閉口する。。。