疲労困憊

今日は四谷で懐石料理の講習会。普段の生活とは異なり、珍しく立ちっ放しで過ごす。巳尽くしということで、鱧や鰻、穴子がメインになる献立。一番印象的だったのは、鰻の八幡巻。時期が時期だけに美味しい。あれこれしているうちにあっという間に講習会が終わる。その後は、昨日からの疲労もあって、すぐさま帰宅。しばし動けず…。

私のような素人にとって、鱧を料理する際の、半生の加減と骨切りはなかなかに難しい。それにひきかえ先月京都祇園の或る料亭で戴いた鱧は絶品だった。そこの板長さんの骨切りは、鱧の身に対して垂直ではなく、少し角度をつけるというもので、理由を尋ねると、身ではなく骨の流れに垂直に包丁を入れないと美味しくないのだそうだ。

今日の講師の方は身に対して垂直に包丁を入れていた。料理人それぞれにやり方があるので、まずは自分の好きな調理法を見つけなければならないのだろう。

ところでその鱧だが、今築地ではキロ6千円ほどもする。少し前まで3千円くらいだったから、ほぼ倍だ。京都の祇園祭の影響らしい。そういえば、表千家は山鉾をもっているようだが、裏千家はどうなのだろう…。

さて、このブログも最初は日常生活を規律するために付けようと思ったが、単に雑感を連ねるだけとなりつつある。。。(いや、当初からか…)

或る方からもっとブログらしい文章に、というお叱りめいたものを受ける。私としては、丸山眞男藤田省三さんのような重厚な語りを理想とする。けれども、あのような文章を綴るには、まだ人生経験というか、思想経験が少な過ぎるのだろう。。。