精神論、保守、、、

たちあがれ日本のサイト。よく指摘されるように、ほとんどの党員は70歳前後だ。応援団長はなんと石原都知事

70歳になっても、政治という、どろどろした、しかも人の生活を左右する、恐ろしいほどの責任が伴う世界にいたいという精神構造は、どうにも理解に苦しい。

しかも、相当な激務のはずだ。大丈夫だろうか(家族も心配していることだろう)。

さて、その結党趣旨を今更ながら見てみると、以下の3つが挙げられている。

「いま、日本があぶない」
「凛とした安心社会へ」
「数より覚悟の政党」

危機を煽り、中身のない理想を掲げ、変革の力は「覚悟」にあるという精神論。

これが保守を名乗ることに、日本における保守思想の相変わらずの脆弱さが露呈している。

しかし、そもそも保守という言葉に付きまとう悪いイメージは払拭されるべきだと思う。

あるいは、conservatismに保守主義という言葉を当てるのはやめたほうがいいのかもしれない。

何らかの価値を守るという点で、死守では変だし、伝統も変だし、、、何かよい訳語はないものだろうか。

それとも、カリスマ的な人物による「保守」の「大伝道」が行なわれることで、イメージが一新するかもしれない。

もっとも、こういうと、功利主義も似たようなもので、某先生のように、誤解も含めて、今の訳語を使うべきだという意見もあり得る。

いまひとつよくない功利主義のイメージも、NHKで放映されたサンデル氏の功利主義批判によって、さらなるイメージダウンとなったのではないだろうか。

さて、こちらのイメージアップにはどんな戦略が可能かな。。。