いただきもの

渡辺浩『日本政治思想史―十七〜十九世紀』

この先生の見事な話し方から書き方まで、大きな影響を受けつつも、自分の話し方や書いたものはそうはならないのが、なんとも残念次第だが、ページをめくると、江戸時代の日本の情景が浮かんでくる筆致には、いつもながら感銘を受けるし、「人と著作」といったタイトルには、昔もぐりこんで聴いた講義のことがまざまざとよみがえる。

今月はもろもろ読まなくてはいけないものが溜まっているが、これはどうも読み始めたら止まらないのが困りものである。