賀春

2010年を迎えた。2000年問題で大騒ぎしたのが、ついこの間のように感じられる。あの時分は博士課程に在籍していて、金沢文庫という隣に山があるような環境だったこともあって、今よりも、相当に時間的な余裕があったように思う。

ただ大晦日は随分とゆったりと過ごした。いつものように京都の友人宅にお邪魔して、お昼過ぎから、歴代名人の能舞台の映像をみながら一献。この一年のことやお茶のことなど話しているうちに、夜半となり、失礼をして帰宅。

行きにすこし舞っていた粉雪が、帰りには結構な量の雪になっていて、なかなかの風情。

お正月は甥の相手をしつつ、完全なオフに。夜はウィーンフィルのニューイヤー・コンサート。昨年と同じく恒例のプレートルの指揮。リズムをけっこう揺らすので興味深い。

昨年放送された日韓関係史のドキュメンタリーがこれまた面白い。ペクチェ、コクリョ、シンラ、カヤと倭との関係を明らかにする発掘学的調査の結果や前方後円墳の存在などを知ると、またすぐにでも韓半島に出掛けたくなった。

今回は東京へ向かう新幹線から、久々にPHSで日記更新。