Paris

朝から晩まで仕事をしているものの、なかなか進まず。。。

ちょっと現実逃避気味に今夏の画像の整理をしつつ、アップを。まずこの写真は、9月11日のPromsで撮影したもの。5年ぶりのProms。当夜はメータの指揮でウィーンフィルブラームスの4番を振るというもの。

メータは指揮ぶりがあまり面白くないというか、そんなに正確に振らないでも相手はウィーンフィルなのだからという気が。。。ただほかのオケに比べて、ウィーンフィルはコンサートでやる曲の練習が絶対的に不足しているので、この晩も、あのオケにしては、なんだかなぁという出来。いや、それどころか、ひどいなぁという感想。

弦の響きはさすがだなと思ったものの、フルート、オーボエあたりがどうも。。。ロンドンのあとは日本での公演だったので、日本でもあまり評判はよくないのではないかと思ったほど。せっかくのブラームスが残念だった。。。

さて、その翌朝は、初めてのユーロスターだったので、早めに駅に。今回はパリへ行く予定はなかったのだが、調べると、往復1万円で行けるということが分かり、急遽ネットで予約した。

コンサートの日は駅から徒歩数分のところにあるCrestfield Hotel Londonという安宿だったが、翌日まで無料でスーツケースを預かってくれるという。当日はよくあるが、翌日まで預かってくれるとは助かる。駅に預けたら、24時間で8ポンドだったから、2つのスーツケース2日分合計32ポンドが浮く。感謝。

ユーロスターに乗り込むと、ドーヴァーをもぐって、あっという間にパリに到着。なんというか、建物の装飾とか、もろもろロンドンに比べてお洒落ですな。ファッションなどは段違いだなと改めて思った次第。

さて、フランスとくれば、当然、食に関心が行く。11時頃にホテルに荷物を置き、2005年に行って美味しかったお店へ。しかしランチは12時からということで、近所のアンティークのお店をのぞいているうちに、ふと見上げると、通りの名がルソーということで、撮影。

ランチの後はオランジュリーへ。ここは2度目。前回は落ち着いた雰囲気の美術館だったが、改装されて、なんだか近代的な雰囲気になったのは残念。

しかし睡蓮の間が、モネが希望したように、太陽光に照らされるようになった。画像は、その陽光をとりいれている天井の様子。印象としては、以前の人工灯とさして変わらない印象だったが、陽光は雲の影響などで刻々と光量が変わるのが面白い。2004年におとずれたジヴェルニーに少し思いを馳せる。

夜はこれまた行きつけ!?のお店でディナー。予約はしなかったが、結構人が入ってくるお店で、ぎりぎりテーブルに座れる。

いくつかのお店で、タルタルステーキを食べたが、ここのはリーズナブルで美味(店名はまたもや失念。場所はリュクサンブール公園の近く)。

ほかに魚介類などを頼んで、満足のパリの夜。

翌日は、本当はカフェで朝食のはずが日曜日なので、開いているところもなく。。。

ともあれ、当初の予定通り、ノートルダム大寺院でのグレゴリオ聖歌ミサへ。教会内は思ったよりも、寒くなく、定刻になると、マイク越しではあったが、美しい旋律が。

それにしたがって、皆で歌う。。。が、後ろの御仁。歌いなれてはいるようなのだが、音程が無茶苦茶になっている。うむむ、これはきついなぁと思っていたら、だんだんとまともになってきたので助かる。

その後、ムール貝のワイン蒸しでランチをとろうと思っていたところ、偶然、青空市場を発見。

色とりどりの野菜や魚、お肉が並んでいて、見ていて楽しい。そのうち何軒か、牡蠣を扱っているところがあって、画像は牡蠣専門店(ウニもあったけれども)。

ここで、一番大きな牡蠣をむいてもらい、2個ほど試食。うむ、悪くない。が、湖水地方で食べた牡蠣の方がおいしかったなと思いつつも、こうした市場の活気は心地よい。

それで、あとはRERで北駅へ行き、ロンドンへ。帰りも速かったが、その日の夜にロンドンを発って日本へ。

さて、次に行けるのはいつだろうか。