耳鼻科、竹中彰元

千石の赤池耳鼻咽喉科へ。

先週の金曜日から、熱はないものの、喉が痛み、痰が絡んで、どうにも不快だったので、今日の午前中、ようやく行ってみたところ、レントゲンをとったりして、少し蓄膿症気味だとか。。。

院内は、少々暗い感じがするものの、治療は丁寧。喉に薬をつけ、鼻から薬を吸引し、終了。病院での薬の処方なので、短時間で終わったのは助かる。

昨晩は、録画していた「ある仏教者の名誉回復」を観る。戦争は罪悪であると喝破した竹中彰元の名誉回復までの道程と、その意味を探る。

日露戦争の際には、戦争協力に積極的だった彼が、戦争は罪悪であり、二次大戦は侵略戦争であるという認識に至った過程は、知り合いの青年が出征したといった事実は指摘されていたものの、必ずしも明らかではなかった。しかし掘り起こしを薦めてきた若き僧侶たちや曾孫の言葉が意味深いものだった。

戦時、真宗内に限らず、唱えられていた「一殺多生」。一人を殺して、多くを救うという発想は、まるで、昨今の功利主義批判の典型例のようだけれども、それに対して、竹中氏は「不殺生」を主張して、戦争を罪悪と訴え続けた。

時局に抗して信念を貫くのは、難しいものだが、わずかであれ、そうした人々がいることに勇気付けられつつ、己の生活も振り返らねば。。。