千石ラーメンなど

睡魔がやってきたので、原稿は明朝からとりかかろうと思い、ベッドにもぐりこんだものの、寝れず。

これはお腹を満たして、もうひと頑張りしようと思い、白山ラーメンへ。

マンションを出る際に、なぜか警官2人とすれ違い、外には携帯をさわっている女性が一人、少し歩くと、自転車から転げ落ちそうになりながら角を曲がっている警官が一人。何か事件かな。。。

白山ラーメンは前から聞いていたが、先日、K氏に戴いたアド街のDVDを見て、気になっていた。
 
不確かな記憶を頼りに道を進み、お店にたどり着くと、ちょうど団体さんが来ていたが、早速注文をして、数字の入ったカードを渡され、待つこと、10分ほど。

熱々のラーメンを、大切そうにカウンターに置いた店主から、どんぶりを受け取り、路上の椅子に座る。

味はしっかりとしていて、確かに美味しい。麺とスープの相性もよいようだ。ただ塩味が強い。ただ薄味好みだから、そう感じるというよりも、ここ数年、日本全体で塩の使用量が増えていることが影響しているのかもしれない。

そして、その場で食べるラーメンに油は不要なのだが、うっかりそれを伝え忘れてしまった。ラーメンを食べる機会はあまりないので、どうも伝え忘れることが多い。

全般的に味は濃い。これで、チャーシューをもっとしっかりと肉厚にしておけば、もっと人気が出るのではと思われるが、深夜にもかかわらず、タクシーで乗りつける人もいて、客足が途絶えることはないようだ。

ネットでは、麺の茹で方がいまいちという評価をちらほら見かける。確かに、途中でぶつりと切れたのには驚いた。もう少し茹で方を見切った方がよいかもしれない。

どのサイトでもだいたいラーメン700円と出ているが、今日は800円だった。小麦の価格高騰のせいだろうか。

さて、ミシュランの京都版が難航しているとか

まぁ、もともと車で出かけていって食べるのに価値があるお店のリストだったのだから、京都はそれにはそぐわない気がする。

国際化の時代なのだからと、いったいこの人は大丈夫かなと思われる人の意見も出ているが、一方で、京都の一見さんお断り文化は素晴らしいと持ち上げ過ぎるのも、どうかなという気がする。

それにしても、京都では、大きくて、いまいちなお店が結構ある。それは大人数を相手に料理しようということ自体がすでに大きな過ちなのだけれども、小さいお店で頑張っているところは、やっていけているのだろうか。

今の京都の事情で、やっていけているのだったら、何もグルメ・ガイドで新風を吹き込んでもらう必要はないだろうし、下手に取り上げられても、行けなくなるお店が増えるだけだ。

白黒をつけて競争心を植えつけるというスタイルではなくて、そのあたりを曖昧にしておくことで、上に上がるところは上がっていくものなのだという個性重視の文化のひとつのあり方が、ミシュランの拒否につながっているのだろう。

ただ今までさんざんグルメ雑誌の取材を受けて持ち上げられていた京都のお店が、今回は掲載お断りというのは、なんだかなという気もする。