非常勤の悲哀

ODで非常勤である人がいかに社会的な地位が低いかをまざまざと感じさせられたのが、今回の家探し。収入など大してないから、広い部屋を借りるのは難しい。しかし歴史系の人ならば、たいてい収納に困るほどの本を抱えているので、狭い部屋だと、本が入りきらない。

そこで少々無理はしても、単身者には不似合いな広い部屋を求めてしまう。ところが世間というか不動産業界では、単身者には1Rとか、せいぜい1LDK辺りまで、2DKや2LDKとなると、よほどの理由が必要となってくる。

地元の不動産屋ならば、事情を分かっている人が対応するので、柔軟な対応が期待できるが、仲介専門の業者の場合、どうしても杓子定規的な部分が出てきてしまう。

非常勤でも場合によっては、年収の問題でほとんどどこも借りられないという状況に陥る場合がある。今回はまさにそのパターンで、いや〜まいった。。。

ところで、賃貸の申込書の欄には「既婚」と「未婚」というのがある。それでは、離婚した人はどうなるのか。おそらく既婚ではあるけれども、この場合、「未婚」に分類されるのだろう。

一度結婚した人は一生そのままであるという前提から作られている申込書なので、こういう不都合が出てくる。思わぬ線引きというか、自明視されているものが何かということを知るのに、格好の材料だ。