久々に

自宅から徒歩数分の「Maison Cache-Cache」へ。某件の絡みで、Oさんにご馳走してもらう。

2プレートの料理を頼む。一皿目は鰹のタタキと季節の野菜。鰹は生臭さがなく、上に細かく刻んだキュウリやトマトなどがのっていて美味。

二皿目は、イサキのポワレ。火を通しすぎず、旬の魚らしい鮮度で美味。
(先日行ったSpecchioは天井が高くて気持ちのよい空間だが、お料理があまりよろしくない。前菜はまぁよかったけれども、メインの魚料理は火が入りすぎていて硬い。焼き過ぎ。またイヤホンマイクで連絡を取り合っているのも、どうかなと思われる。

ともあれ、カシュカシュはここ1年ほど人の入れ替わりが多い。以前、2年程前くらいには、サーヴィスの心得のある給仕で、お店の雰囲気作りにも貢献していたが、その二人がいなくなり、今はまだ不慣れな給仕。

そもそもお任せメニューではないのだから、注文した品を持ってきて、「〜でございます」はまったくもって不要。

美味しいことはよいことだが(しかしカシュカシュの料理は随分と塩味が濃くなっているような気がする。ワインなど飲まずにはいられないほど。。。)、最近はこの「美味しさ」なるものが厄介なことだと思い始めている。美味しいというのは相当に主観的な事柄であり、それはたとえばファーストフードに慣れた舌にとって、ファーストフードは美味しいものになってしまうからだ(ところで、最近、ファーストフードはファストフードと書かれることが多い。あれ、なんとかならないだろうか)。

ともあれ、美味しい料理はある程度ちゃんとした食材と料理法と調味料さえあれば出来てしまう。肝心なのは、やはり感動というか驚きだろうか。

もちろん、食の楽しみはそれに尽きるわけではなく、会話などもろもろのものがあるけれども、料理の醍醐味は、美味しさプラス驚き(admiration)にあるのだろう。。。