自然農法

有機農法、無農薬野菜、有機野菜、自然栽培、自然農法など様々な農業の形が有り得る中、今日は無農薬、無肥料の自然農法の作物を扱うお店ナチュラル・ハーモニー銀座店へ。「腐る野菜」ではなく、「枯れる野菜」を扱うお店。

ランチは1,500円から。お魚かお肉の料理をつけてもらうと2,000円になる。つい魚料理付きを注文。使っているものは自然農法のものらしい。味はよいものといまいちのものがある。

よい素材を扱いながら、少々勿体無いほど味が濃い品もあるが、盛り付けは丁寧だし、メインは自然農法の作物を扱うところだから、あれでよいとしよう。

2階がレストランで、1階で食品を売っている。調味料などは他のお店と大して変わらない。面白いのは野菜売り場。

野菜が誰によってどこで作られたかということはその辺のスーパーにも表示されていてよく見かける。ここはそれに加えて、農薬、肥料、品種の3項目に渡って表示されている。

農薬はちょっと忘れたが、無農薬、殺虫剤使用、どのタイプの農薬かといったことが書かれていて、肥料については、無肥料、植物性肥料、動物性肥料、微生物系肥料、品種は在来種、固定種、F1種(遺伝子組み換えは勿論扱っていない)の表示がある。

ただ置いてある野菜はすべてF1種。いわゆる種苗会社が交配させたもので、収穫量や病気への耐性、色形、味に優れている種である。

在来種は収穫量の点で、労力とコストがかかるから、なかなか一般には出回らない。固定種はF1種からとることもあるようで、形が不揃いで、F1種に比して味は概して劣る。

F1種にも一代限りの一代交配種と、そうでないものがあり、いずれもその成育には農薬や肥料を前提とするものの、F1種を自然農法で育てることは可能なのだろう。

今日はお昼に少し食べ過ぎたので、夜はトマト、いんげん、ピーマン、玄米の生食で済ます。

小食にしてから、早一ヶ月が過ぎる。敢えて小食にすることが世界や社会のために直接役立つわけではないが、その縁にしたいものだ。