いろいろ

風評と言えば、柏崎原発放射能漏れで、近隣の宿屋や魚屋は閑散としているらしい。

地震後、1週間、すべての客がキャンセルといった事態に陥った宿もあるらしいから、事態は深刻だ。

放射能漏れについては、危機管理があれだけ叫ばれていながら、コストがかかるという理由からだろうか、或いはまず起きないことだろうという理由からか、起こり得るべき事柄への対応がまったくもってなっていない。。。

某知り合いから知ったことだけれども、柏崎市は自動車部品メーカー「リケン」と近隣住民1300人をはかりにかけて、自動車メーカーへの水の供給を優先したということも起きている。

ところが23日になって、工場につながっている水道管3本のうち、2本で水漏れが見つかり、操業を維持するのに必要な水の供給が困難になったことから、柏崎市は、周辺住民へ給水していた水道管の栓を閉め、工場へ優先的に水を送る措置をとりました。

近隣住民1300人と日本の自動車産業に与える影響からこうした判断に踏み切ったのだろうけれども、住民にとっては、ちょっとした断水も命に関わることになり得るのだから、優先順位はどちらか明白だろうに。

夕刻、立教大学で、移民問題への規範的(ネオ・グラムシ的)アプローチに関する報告を聞く。エージェントと構造の弁証法的な関係という論点(例えば国際的な労働移民はグローバルなシステムに規定されている一方、グローバルなシステムは国際的な労働移民に規定されてもいる。もちろんこれは対称的な関係性ではないが)は理論的な側面だけでなく、実証的な側面においても有効だろう。。。

懇親会では「食」に関して、いろいろ有益な情報を得る。