背中の痛み

先日、信州へ薪割りに行く日の朝に重い荷物をもった際、右肩甲骨の下辺りの筋を痛めてしまった。

次第に深呼吸できないくらいの痛みにまでなり、これは参ったと思っていたところ、温泉に入ると楽になったので、そのまま病院には行かずにいて1週間ほどでほぼ痛みを感じなくなった。

ところが、1週間後、日曜日の朝に起きると、痛みがひどくて、肩甲骨の辺りから体が起こせなくて、前傾姿勢でしかいられない。

さすがにこれはおかしいと思って、昨日整形外科に行ってみた。

すると、どうやら第5胸椎が痛みの原因らしいことが分かる。一応レントゲンも撮ったが、特段異常はない。

最近ようやく認知され始めたという関節運動学的アプローチという点から見ると、関節にはちょっとした「遊び」があるのだが、それが第5胸椎付近で固まってしまい、適切に動かなくなったらしい。

筋を違えたのかと思っていたら、関節の動きがある箇所でおかしくなったということを知り、これまでの症状に合点がいった。

横向きに寝て、仙腸関節辺りを動かし、背中、肩、首へと関節を動かしてもらう。後は、毎日、筋肉のこわばりを和らげる薬を飲み、15種類のストレッチ運動をやって、関節をのばしていく。

治療目的のストレッチの場合、痛みがあるところまで伸ばすといけないらしい。ストレッチというと、伸ばして、結構痛みのあるくらいがいいのかと思っていたら、それでは治療の場合、逆効果。言われてみれば、確かにそうだ。

暇を見つけては、ストレッチの姿勢をとるようにしているけれども、やはり日頃の運動不足がきいているようだ。