位置情報

「携帯『位置情報通知』 4月スタート」らしい。

監視社会の強化だというつもりはないけれども、下の説明にはおや?と思う。

「誤差は、基地局の住所や電波の届く範囲から位置を割り出すタイプで数百メートルから一万メートル、衛星利用測位システム(GPS)方式はわずか数メートルから数十メートル。児童や高齢者にGPS付き携帯を持たせ、家族が位置情報を知るサービスが人気を集めており、事業者が受け入れる下地はできていた。」

GPS方式ならば、位置の特定に役立つことはわかる。

しかし基地局や電波を利用したタイプでは誤差が「数百メートルから一万メートル」だという。数百メートルでも、相当な違いで、1万メートルとなったら、このようなサービスはまったく役に立たないのではないか。

携帯電話は利用せずとも、基地局との通信を行なっている。その情報を収集して、渋滞情報の精度を高めようという動きが以下のもの。

「携帯電話を追跡する交通監視システム」導入進む(上)

これも基地局の配置如何では役に立たないものになる可能性はあるが、少なくとも、渋滞情報が必要になる都市部ではそれなりに有効なものになりそうだ。