迎撃ミサイル

「ルールなき配備先行」という状況にある。

「米側がこうしたミサイル防衛(MD)装備の配備を急ぐのは、日本を舞台にしながら、守るべき対象を日本ではなく米国としていることを強く印象づける。

 MD配備は、最終報告で「〇六年夏まで」とされ、六月二十三日未明に急きょ、航空自衛隊車力分屯基地青森県つがる市)へのXバンドレーダー配備が行われた。次には沖縄県の嘉手納基地に地上発射型迎撃ミサイル「PAC3」を置く準備を進めている。

 車力分屯基地は、米国が警戒する北朝鮮弾道ミサイルが米本土へ向かった場合の飛行ルート下に近く、レーダー配備が米本土防衛を目的にしているのは明らかだ。嘉手納基地のPAC3も基地の米兵を守ることに主眼がある。」

防衛上の問題とともに、東北アジアに火種を常に温存することで軍産複合体の正当性を確保しようとする戦略なのだろうけれども、それで迷惑というか不利益を蒙るのはこの場合、基地周辺の住民である。

アメリカなどの圧力による9条改憲の流れに棹差す諸々の日本の軍事国家化の流れをどこかでくい止める必要がある(妙案は浮かばないけれども.....)。