地震保険

リスク管理が叫ばれる昨今。地震国日本では家屋が損壊する可能性は高い。それに備えて地震保険なる「商品」がある。小規模の地震による災害については保障してもらえるけれども、未曾有の大震災の場合、保険会社や国は地震による損害を補償してくれない。地震保険なるものの財源というかパイが決まっているからだ。

加えて「地震の際に「核燃料物質による事故によって生じた損害」(原子力災害)に対しては保険金は支払われ」ないらしい。確かに放射能による被害は測定し難い面があるけれども、日本列島の危険な地帯にこれだけの数の原発を作っているわけであるから、この点、なんとかならないものか(まさか問題は起きないだろうと思っているのだろうか)。

代替エネルギーを探したり、生活スタイルを変えることが急務だが、上のようなリスクを強調して「将来や万が一に備えること」をインフレさせながら、肝心なことを先送りしているのを見ると、特段、「将来」や「万が一」に備えなくても問題ないと思えてきてしまうから怖い。。。