慌しい毎日

渡仏が決まってから、いろいろすることがあって、どうも落ち着かない日を過ごしている。一日一日は楽しいだが、焦燥感に駆られるのはやはり渡仏前に仕上げるべき仕事がまだ片付いていないせいだろう。。。

一昨晩は自宅で政治哲学勉強会の人々とお好み焼きパーティー。1月だったかに話が出たものの、4月くらいかなと思っていたら、1週間前のIさんのちょっとした一言からあれよあれよという間に実現した。

Iさんは甘いイチゴ!、Kさんはお湯を入れて作る善哉、Fさんは日本酒を持参してくれる。この日本酒がなんと板橋のお酒で、「いたばし二輪草」という。金沢の福光屋に作らせているお酒だが、こちらのページによると、1999年、地域の振興という点から「いたばしのお酒」を作ることになったのだと言う。戴いたのは純米で、とてもすっきりとした味わい。料理を邪魔せず、端麗で美味。

その折には、Wine Partnerに注文したアオテアロアのワイン、TohuのMugwi ソーヴィニヨンブラン(2004)、ルバイヤートの赤(2003)、ボルドーの シャトー・レ・ランド・ド・カッシュ2001も飲んだので、私としては少々飲みすぎとなる。

Tohuの白は「葡萄が良作の時のみに造られる醸造量500ケースのみのリザーブワイン。小型ステンレスで醸造4ヵ月。ほし葡萄とスグリそしてパッションフルーツの香りがあり、豊かな味覚、澄みきって長い余韻が特長。あらゆる魚介料理と合わせやすい」というコメント通りの味。葡萄の香りが素晴らしい豊潤な白ワイン。

ルバイヤートはもうすっかり安定しているワインだなと改めて感じる。すっきりした味わいなので、前菜に最適。最後のシャトー・カークも「ポイヤック村産で希少なクリュブルジョアクラス。滅多に入手できない。エレガントでバランスよくとにかく旨い」というコメント通り、美味。見事な苦味のバランスでしっかりした味わいだからチーズやお肉料理に合う。

魚竹では子持ちヤリイカを買ってくる。身はお刺身に、足と卵などはスパゲッティに使う。皮も綺麗に取れるし、さすがあそこで扱っているイカだ。お値段が高いのは素材を選ぶ眼の確かさ故。。。

さて、昨日、二日酔いになっているところにTさんから電話。ついお誘いにのって夜、赤坂で飲むことに。大阪から来られた方々もご一緒してお茶談義。現代のお茶と利休時代のお茶との相違などに始まり、財界人数寄者の影響で「めでたい」ことを好む風潮へのTさんの批判とか、樂家、例えば宗入や覚入といった名前は代々の表千家家元の名前からとられたものであることなどを初めて知る。。。相変わらず勉強になる。