茶歌舞伎

今日は某会の催しで、2度目の茶歌舞伎。今日は一応、裏千家方式で、試み茶2服(竹田、上林)の香りや味を覚えた後、本茶3種(竹田、上林、客)の茶の内、2服飲んで3種のお茶をきき当てる遊び。お濃茶を4服も飲んだ後だから、最後の湯1服が格別に感じる。。。

茶歌舞伎において難しいことは亭主が常に同じような服加減で濃茶を点てることにあるが、お茶を当てる側からすると、茶歌舞伎の難しいところはお菓子を食べてから始めること、そして最初に2服しか飲めないところ。

お菓子を戴いた後はお茶の苦味が感じ取れず、とてもマイルドに感じられる。つまり最初に3種のうち2種を飲めるとは言っても、お菓子で味覚が狂わされているので、1種しか飲めないようなものとなる。

この状態で、本茶で出てくる2種のお茶を飲み、3種のお茶を当てるのだから、結構難しい(初めて体験したときは全問正解だったが.....)。

茶歌舞伎でお茶を当てようと思ったら、お茶を飲んだ瞬間の味わいを素直に信じて判断すればいいのだが、後味を吟味したりしだすと迷路に迷い込むことになる。

今日は2回茶歌舞伎を経験したが、2回目の際、本茶の最初はすぐに分かった。しかし本茶の2種目を飲んだ時、あれ、これは最初に飲んだお茶の感じだと思ったものの、よくよく味わうと(これがいけなかった)、随分苦味を感じたので、このお茶、最初のお茶を飲んだ時の味なのに、随分苦味があるからもしかして他のお茶かなと思ってしまい、見事に外してしまった。最初に飲んだのは、お菓子を戴いた後だったので、苦味が感じられなかったのだろう。

茶歌舞伎自体は1時間ほどあれば、すぐにできる遊びだが、今度はお酒やお水で舌を鍛えてみようと思う。

お昼を皆で食べている内に、某用事をしていないことに気づき、慌てて横浜へ。当初の用事は無事済ませられたが、注文していた本を受け取ろうと思い、某研究室に出向くと、科研費の書類作成をすることになる。

正直、あの書類作成の半分くらいは実に無駄なことを書かせているのではないかと思うが、仕方ない。なんとか仕上げる。

さて論文にとりかかねば。。。月曜日の報告準備をしなければ。。。