いろいろ....

夕刻、某先生より某学会誌の書評の依頼。親しくしているカナダのベンサム研究者、EngelmannさんのImagining Interest in Political Thought: Origins of Economic Rationalityの書評。

大変広いパースペクティヴの議論だが、ポストモダン系のためか、非常に読み難いというか、内容を把握しにくい本。イギリスの教養ある人たちが使う英単語はほとんど出てこなくて、文章自体はとりたてて難しくないのだが.....。

夜、某大学への応募書類を郵送して、某会の幹事会。終了後、楽しく歓談。

明日は天木さんの街頭演説に応援に行くつもりだが、その前に某書類を作成して郵送しなければならない。間に合うかな。。。

明日8月30日の天木さんの街頭演説は、午前11時に京浜急行横須賀中央駅前デッキ下交番前、午後3時(予定)JR横須賀駅前広場だそうである。

それにしても、今日の午後NHKで放送していた「党首討論」はまったくひどい内容というか、わざわざやる必要もないような内容。

そもそも党首討論という番組名にもかかわらず、新聞記者が質疑して、各党首が応答するのみ。党首同士ではさっぱり討論しない。

小泉首相はまた当然の如く愚かさを露呈するだけで、政治家としての気概も、真剣さも何も感じられない。そもそも靖国問題憲法問題にもかかわらず、ひたすら中国や韓国の言い分に沿うだけで日中関係、日韓関係が良好になるのかという妙な答弁を繰り返すのみ。

靖国参拝について質問を受けると、これまた鸚鵡返しのように「適切に判断する」と言う。彼の言う適切とは、状況に応じてということで単に機会主義に過ぎない。しかし本来、適切な判断とは、現実と、何らかの原理原則なり理念との緊張関係の中に存する問題だろう。

そもそも靖国の問題は、A級戦犯が合祀されているとか、中国や韓国からの反対があるといった問題ではないことがまったく理解されていないところに、首相としての不適格さを感じる。

日本国憲法第20条および第89条の政教分離の規定、第99条の憲法尊重義務などはまったく理解されていないようであるから、大前提としての立憲主義から始めて日本国憲法の講義を誰かにしてもらったらよいのではないか。