夕刻より

終戦記念日(15年間に渡る戦争を起こした国が終戦と表現し、それを記念するとは、なんと無責任な!)の8.15を想起しつつ、語らい合おうということで、大学時代の友人宅にお邪魔する。

思い出話もあったが、最近の政治家の体たらく(とくに松下政経塾出身の政治家が相変わらずひどい現実判断能力しか持ち合わせていないことなど、最近では杉並区のつくる会の教科書採択に関して)、学問の意義、また興味深い話では、中東の石油王がアメリカ商務省などに予想以上にがんじがらめに縛られていることなど。

途中から、Jさんも加わり、楽しく飲む。夜吉祥寺に出て、1年ぶりくらいに「おっちゃんの台所」へ。豚の軟骨を黒酢で煮たものや、牛のこめかみを焼いたものなどを戴く。

その後、せっかくだから丸山眞男先生のお宅を拝見しておこうと友人が言い出して、10分ほど歩き、お宅を見つける。

閑静な住宅街で、お庭がある、平屋風のお宅で、かつてはこの辺りも全てこういった家々が並んでいたのだなと想像される。

吉祥寺の古きよき世界を垣間見させてもらったような気がした。竹内好埴谷雄高の家もこのそばの筈。『現代思想』の丸山特集号に掲載された埴谷雄高の回想を思い出す.....。