涼しい一日です。

学会の事務仕事などを片付けているうちに、なぜか日は暮れて…。

ともあれ、いつの間にやら、こんなものが建てられようとしている。昨今の靖国問題と言い、もう少しちゃんと歴史を見直せないものなのか。

その点、高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書)はおさえるべき点をしっかりおさえている(まだ読み始めたばかりだが)。靖国神社戦没者追悼が圧倒的多数の民間人の追悼ではなく、戦って死んだ者を対象とし、彼らが祀られるのは戦没者それ自身や遺族らへの配慮のためではなく、ただ万世一系天皇のために死んだが故にという論理に尽きること、そして靖国神社戦没者の(近しい人を亡くした者が行なう)追悼ではなく、(天皇・国家のために死んだ故に)顕彰を目的とし、以って国のために死ぬ臣民を育て上げることに利用する施設であることなどなど。。。

 最近高橋さんの講演から知ったことだが、そうした話はすっかり過去のものになったわけではなく、旭川にある護国神社で日々再生産されている模様。うーむ、と唸ってしまう。。。