市民的公共性

明日の報告準備で、読み直していたのが、成瀬治「『市民的公共性』の理念」。

しかし<Public>を規範的な意味で、「人民全体に関わる」価値領域としてとらえる、古い歴史的思考伝統をもつ英・仏両国と異なり、<Öffentlich>を長い間たんなる状態ないし事実領域を示すものと理解してきたドイツにあっては、『政治的な公共性』発展の道は嶮しかった。

そういえば、英仏独で「公共性」概念は違っていたと思っていたが、こんな違いだったとは。すっかり失念していた。

さて、早く書き進まねば。