ここまで、ひどいとは。。。

産経新聞はひどいなぁと思っていたが、こちらのブログで知ったところでは、これほどひどかったとは。。。

例えば、京都の高校生らが国連児童の権利委員会で「制服導入は意見表明権を定めた条約に違反する」と訴え、海外委員から「制服もない国の子供に比べて格段に幸せ」などとたしなめられた。

以上は産経の記事。上のブログの方が検証しているところでは、この発言のオリジナルは以下のようなものだったという。


→読売新聞 抜書き

 委員の実際のコメントは「国際社会の面前で発言できたのだから、君たちは幸せ」「私たちが皆さんの発言によって変わったように、皆さんの周囲も変わる」だったという。日本の審査で議長を務めたカープ委員も同年十二月に来日した際、発言を改めて称賛し、「心ないメディアが彼らをおとしめた」ことに憤りを表明した。

はてなブックマーク - エクストラレポート・ブックマーク はてな分室 - 2009年2月22日

 baisemoi_bullet 国連児童の権利委員会での制服の話にしてから、今頃週刊文春の捏造記事を実際の発言も確認せずコピペする産経クオリティ。国連委員の発言内容は「ここで語れる幸運」「その幸運を抑圧の改善に活かしてほしい」


 その中で、「国連で恥をかいた女子高生」という見出し(p79)があります。これは言うまでもなく、昨年の国連での発言を取り上げています。ここの部分では、「制服を押しつけるのは人権侵害だ。日本では子供の自己決定権が認められていない」と訴えました、と記されています。
 おそらく、これは桂高校の生徒有志(当時)の一人が発言した一部だと推測されます。しかしながら、彼女は「日本では子供の自己決定権が認められていない」とは言っていません。「私たちの国ではこの「意見表明権」を間違って捉えている大人がたくさんいます」と言ったのです。また、「意見表明権は、意見を言うだけの権利として捉えられていることがあるのです。それで意見を聞いたつもりになっているのです。ここでも日本の大人の子どもの権利条約に対する意識の低さがよく分かります。だ
から私たちは意見表明権だけでは不十分だと思います。そこで自分のことを自分で決めれる権利、すなわち自己決定権を子どもの権利条約の中に入れていただきたいと思います」と、述べたのです。
 つまり、ここでの「自己決定権」の意味は、文脈から分かるように、「意見表明権」という表現では、意見表明権に無理解な日本では誤解されるので、誤解されない形ではっきりと条文化してほしい、ということです。「自己決定権」はその比喩的な一例です。

なんだか、ほかのブログの引用ばかりになってしまったが、脱力する問題ではある。。。