唐辛子の伝来

「『唐辛子、秀吉が持ち込み説』覆す 韓国研究所」だそうである。

「【ソウル=牧野愛博】唐辛子は日本から豊臣秀吉が持ち込んだものではない――。韓国食品研究院は19日付で、こんな研究結果を発表した。

 同院は、15年にわたって国内外の数百件の文献を研究。これまで唐辛子は秀吉によって、1592年に起きた第1次朝鮮出兵のときに朝鮮半島に持ち込まれたと信じられていたが、それ以前に発刊された「救急簡易方」などの文献に、唐辛子を意味する言葉が残されていたという。 」

伝来がいつで、誰によってかというのは、なかなか難しい。茶の日本伝来も栄西によってということになっているが、実際には、もっと早い時期に茶は伝来している。

伝承というものにまつわる問題もあるし、伝来してそれが一般化してから、さて誰がもってきたのかということが問題になる。誰がもってきたかというよりも、それがどのように広まったのかということの方が重要なのだろうが、やはり「初めて」行なった人や事に関心は向いてしまう。。。