今日もおこもり

涼しい一日。しかし悲劇は急にやってくる。10年目に突入したスカパーのアンテナがとうとうお陀仏となる。ヤフオクで早速手ごろなものを見つけたので、入札。さて落札できるだろうか(と書いていたら、早速入札額を更新されてしまう)。

それにしても、涼しい。夜などは、Tシャツで寝ていると寒いくらい。鈴虫の音を聞きながら、昨日、親友からもらったランプをつけて、原稿を書いていると、秋がやってきたことを感じる(これで通りの音さえしなければ最高なのだけれども。。。)。

さて原稿も架橋に入ってきた。いまだにどうしようかと迷っているのは、シンガーの食の倫理。『動物の解放』以来の主張だが、動物であれ苦痛を与えていい理由はないという功利主義的な規準を出しつつも、結論としてはヴィーガンになれと皆に説きつつも、そうなれない事情の人には構わないという、ある種、状況倫理的な提言になっているのがどうも。

世界の出来事にたいして、何かをしなければならない。しかしそれができない事情の人にはそれを強制することはしない。これ自体は、しごく真っ当な話ではある。

しかし普通の!?というか、慈愛溢れる感受性の持ち主ならば、動物を食べるなどということはやめようと主張するとき、あまりにグローバルに物事を捉えすぎていないかという懸念がある。

彼がグローバルなジャスティスを語る際の、国内の貧困などよりも、国外の貧困の方がよほど深刻なのだという議論を想起すると、より一層、その思いが強くなるが、さて、どのように結論づけようか。。。