雑感

今朝の講義の後、電車に乗っていたら、幼稚園児か小学生低学年くらいの子が、「茶摘み」を歌っているのに驚く。二人で手を合わせながら歌うもので、子供が歌う民謡もよいものだなと。。。

お昼に一度自宅に帰って、某講義の準備。その後、本郷での研究会。哲学における実験(経験)の意義について今年出たばかりの本の紹介とヒューム、スミスを中心とした感情の問題。

ルソーの文明人における存在と外観の分裂という批判に対して、ヒュームらが社交という場面では、本音を言い合うのではなく、或る程度情念を抑制することで、社会秩序が保たれるという議論に、納得はするものの、やはりあまり肌合いが合わないものを感じる。

虚飾や或る種の「騙しあい」は嫌だし、かといって、日本的なる!?本音で話そうというのにもどこか抵抗感を覚える。