週末

某学会引継ぎの最終打ち合わせ&読書会(丸山『「文明論之概略」を読む』)。

福沢と坂本龍馬が1歳違いであることに今更ながら驚きつつ、「人の精神発達の論なり」という福沢の文明論の捉え方を懐かしく思い出す。

15年ほど前の学部時代に一章ずつ丹念に読んだ時に一番記憶に残っているのは、人々の智徳の量を増やすことが一個人や一国の「独立」に関わるという議論。

福沢がギゾーやミルの議論などをベースにしつつ、独自の議論を展開している様子がまた興味深い。

また初めて川崎大師へ行く。茶道部でお世話になった先生が釜をかけていたからで、10時開始ということで、遅いかなと思ったら、その時点ではあまり人は来ていなくて逆に驚く。

都内のお茶会だと開始時間に行ったら、まず第1席には入れないが、川崎だとあまり混雑しないのだろうか。

しかし大寄せのお茶会は、数年ぶりだろうか。時間的な都合で、裏千家の席と養軒流の席に入る。養軒流は宗旦の弟子の一人とのことで、武家風の袱紗の扱い方が面白い。

茶平さんの朱塗りの水指が一際美しい。。。