オケ、鳥インフルエンザ、地球温暖化。。。

「オーケストラの日」制定 “耳に一番”3月31日。春休みなので親子そろってコンサートに行けるようにしたいということでもあるらしい。3月下旬に加盟のオケがコンサートを開くとのこと。

オケ運営の難しい時代だけれども、楽団員が楽しんで演奏できるような催しになれば、その分、お客も楽しめるはずだ。

先日、東京シティフィルの演奏を聴いたけれども、どうもあまり楽しくない演奏だった。ソリストの千々岩氏の演奏は素晴らしかったので、その分勿体無い。。。

概して、日本のオケはつまらなそうに弾いてしまうし、それにはそれなりの理由があるとも思うけれども、コンサート会場に足を運んだ聴衆に「聴かせる」ためにはもっと音楽の世界に身を委ねないといけない。

無機質に音を発するだけの演奏になってしまうのは一番いけない。

ところで最近また鳥インフルエンザについてのニュースが絶えない。先日は、ジュネーブで開かれたWHOの鳥インフルエンザに関する倫理ガイドライン作成などについての報告を聴いたし、宮崎での鳥インフルエンザの問題もある。

国立感染症研究所によると、濃密な接触や非加熱の鶏肉などからの感染があるという。

またこちらでは、鳥インフルエンザが世界的に流行した場合、次のような感染率を挙げている。

・高齢者や乳幼児のみでなく、若年者にも感染する
・感染率:25〜40%
・致死率:2%、高ければ15〜20%

一方で、巷で話題の『不都合な真実』の予告編で地球温暖化について「政治的な問題ではなくモラルの問題だ」と言うのは非常に政治的な主張だ。

さまざまな人が指摘しているように(「天候問題は待ってくれるが、健康問題は待ってくれない」など)、人類が早急に対処すべき問題は、地球温暖化ではなく、鳥インフルエンザHIVの感染、劣悪な住環境や貧困の問題だ。

温暖化の傾向でさまざまなウイルスが活性化しているようで、感染症の問題と温暖化とは密接に関連していると思われるが、対策という次元で考えると、まず取り組む必要があり有効な対策となり得るのは、貧困の問題であり、インフラの問題であり、感染症対策の問題である。

地球温暖化を主張する人々にはそうしたより緊急の問題から目をそらそうとする傾向すら感じてしまうけれども(もちろん温暖化の問題は危惧すべき問題だ)、地球への日照量が減少していることを危惧する話はどうなったのだろう。

最近はどうも寝る時間が遅くなってしまったが、『環境危機を煽ってはいけない』をぱらぱら斜め読み。。。