ワイン対決

「米・加州ワイン、仏・老舗ワイン 利き酒対決」。1976年5月の利き酒会で(80年代くらいかと思っていたら、そんな昔のことだったとは!)、フランスの老舗有名ワインと当時無名のカリフォルニアワインが対決して、赤、白双方ともにカリフォルニアワインが1位になったという「パリの審判」から30年後の今年、あの対決をもう一度ということになったが、フランス、カリフォルニア双方とも二の足を踏んでいるところがあって、実現には至らなそうな気配だ。

「パリの審判」では、カリフォルニアワイン6銘柄とフランスワイン4銘柄の対決だったこともあり、フランス側は不公正だとの不満も残しているらしい。

利き酒会というお祭りではあるけれども、ランク付けや雑誌記事によって売上げが大いに左右されるワイン業界にあっては、上位にランク付けされるとよいが、下位になっては死活問題となるからワイナリーも慎重になるのだろう。

ただこうした利き酒会自体にどれだけ意味があるかは大いに疑問で、世界一を決めたがる悪癖というかなんというか....。

ともあれ新聞記事にある「ムートン・ロチルド」という読み方。さすがにちょっとどうかと思うが。。。