またもや

齢を重ねる。ここ数年(いやもっとか)、どうも進歩が見られないように思うのは気のせいではあるまい。。。

昨日の富士山は少し雲がかかっていたが、今日の富士山は素晴らしい。富士山の西方には雪化粧した南アルプスの峰々も顔を出していた。

伊豆に行く場合はいつも伊東で泊まるが、今回初めて西伊豆は恋人岬のそばにあるペンションに泊まる。平日の格安プランで素泊まり2千円也。

昨日東京を出発して、三島は「うなよし」で鰻を食べる。が、またもや期待を裏切られる。お値段に味が比例していない。。。人はわんさかやってくるので、おそらくあの味が好みの方もいるのだろう。。。

今朝は堂ヶ島の遊覧船に乗り、三四郎島や天窓洞を見た後、三四郎島などをのぞむ堂ヶ島沢田公園温泉の露天風呂に入る。時折雑誌にも掲載されているここの露天風呂は絶壁の上にあり、駿河湾を見下ろして湯船につかれるのがよろしい。

そういえば、朝から何も食べていなくてお腹が空いていたので、露天風呂に入る前に、大沢温泉の道の駅「三聖〜」で遅い朝食をとっていたのだった。

目当ては猪豚汁だったが、まだ出来ていないとのことで、黒米入りのうどんを頼む。紫がかった色のうどんだが、さっぱりしていてなかなかいける。時折黒米の香りが駆け抜ける。

このうどんを食べていると、店員さんが昨日の残りですがと言われて、猪豚汁を出してくれる。 

豚肉のような外見で、ちょっと癖のある味ながら美味しい。この道の駅には明治期に製紙業で一財を築いた依田氏が建てた学舎などが保存されている。

廃藩置県の後だが、地券には「伊豆國〜」と住所が記載されてあったり、初等科の卒業証書は各年毎に出ていた様子がわかったりと興味深いところ。

道の駅ではなくて、大沢温泉野天風呂で一休みするのがいつものパターンだが、今回は堂ヶ島で一風呂浴びているので、そのまま「きまぐれ茶屋」へ。秋刀魚の燻製やお野菜、蜜柑を購入。

お気に入りの「竹安」は今回は残念ながら定休日。火、水、木が定休日で、営業時間が11時〜14時30分であることを再確認して、気まぐれ茶屋を後にする。

下田では漁業組合直営店で昼食。金目鯛のお刺身定食。まぁまぁ。伊勢海老がキロ7,500円だったので、2匹購入。

途中、白浜ではあまりに美しい海面の色を見るために、砂浜へ出、伊東では9月24日にクリーニングに出していたシーツをようやく取りに行く(4ヶ月も経っているとは.....)。

夜、蒲田の姉の家で夕食。鶏肉と蓮根を練ったボールとキャベツ、舞茸の鍋、ローストビーフ、伊勢海老のお刺身。

下田で買った伊勢海老を取り出すと、随分元気がいい。ばたばた暴れる海老をタオルでわしづかみにすると、キィキィと鳴くのが哀れだが、えいっと捻じって胴体を二分する。裏側に包丁を入れて、薄皮を取り、身と殻の間にスプーンの取っ手側を滑り込ませると、ずるっと綺麗に身が取れる。氷水に入れて花が開くのを待つ。

食感はこりこりとしていて、噛むと甘みが出て美味。。。が、頭の部分で出汁をとったお味噌汁を飲んだ時、湯を通したり、焼いた方が美味しいのではと感じる。

ともあれ新たなる歳に素晴らしい日となったことは祝福されてもいるようで気持ちのよいことだ。この心持で一年頑張りたい。。。