政治哲学.....
昨晩のタイ鍋。どうやら日本の鍋料理がタイに輸入されて始まったそうだ。タイも様々な民族が混ざり合っているので、料理にもたくさんのバリエーションがありそうだ。
さて今日は夕方から、本郷で政治哲学研究会。RICHARD J. ARNESON,"DO PATRIOTIC TIES LIMIT GLOBAL JUSTICE DUTIES?"を読む。
グローバルな慈愛の義務という平等主義的な主張を展開し、そうした義務の観点からナショナルな互恵的な義務をどう克服するかという議論。
互恵的な義務関係はナショナルな制度や配分関係から恩恵を受けている故にそれらへの義務が生じるという考えで、そうして観点からすると、世界で苦しんでいる人々を助けるためのグローバルな慈愛の義務という観点は二の次になる。
グローバルな領域での平等主義的正義の要求を主張する場合に一番の障碍となるのがこうしたナショナルな領域の国民的要求とでもいうものだ。
論文の結論部分でどのように議論が展開されるのか楽しみだが、アーネソンの議論の展開の仕方、特に具体例の使い方が非常によろしくない。具体的に言うと、と言いながら、不適切な例示が多すぎる。。。
さてその後は無国籍料理にて歓談。インド風の音楽が流れる中でインド料理やタイ料理を戴き、店員さんは皆インド人らしき人々で少々違和感を感じる。
二次会はKさんご用達!?の加賀屋。座敷に通されるのは初めて。10年位前のノリで一気をしている学生と思しき集団の見苦しさに参りながら、今年の抱負や渡仏旅行のことを熱く語り合う!?