9.11の真相

1年半ほど前に製作された『911 ボーイングを捜せ―航空機は証言する』が最近日本のマスメディアでも取り上げられた。

『週間金曜日』には随分前に取り上げられたようだが、『週間ポスト』でも先日取り上げたようだ。

ビルに激突する飛行機に窓がないこと、飛行機が激突してビルが崩壊することはありえないこと、ビル内部から爆破しないことにはあのような破片が飛び散って崩れ落ちるようなビル崩壊はあり得ないこと、ペンタゴンに激突したという飛行機が激突直後に跡形もなく無くなっていること→弾道ミサイルのようなものが飛んでいったとしか考えられないこと(付近のガソリンスタンドのカメラ映像は米軍により接収されたまま)など。

荒削りながら、様々な論点について論及し科学的な検討を加えている作品である。一昨年には日本語版も出ていたが、ようやくマスメディアで取り上げられるようになった。。。

尤も何かの陰謀説はこうした国際的な事件についてはよく囁かれるし、軍事機密にも関わることだから、9.11の真相は正直分からないとも言える。

ただ「第2のパールハーバーだ」といった言葉が事件直後にアメリカのニュースで散々言われたことに複雑な思いを感じたのは事実だ。

パールハーバーへの急襲を事前に察知していた(であろう)アメリカ政府があの事件を契機にして日米開戦へ突き進んだように、戦後のアメリカが世界各地で様々な紛争を助長し、時には積極的に介入してきたことと合わせて、9.11のアメリカ政府陰謀説がまことしやかに囁かれるのも、或る程度肯ける。。。

少し飛躍するが、政府や行政から流れる情報を鵜呑みにして報道したり、番組を作るのではなく、独自に取材して仮説を立て論証するような良質なテレビ番組が作れないものだろうか。。。