いよいよ薪割りへ

懸案の某学会の記事もすべて集まり安堵する。しかしもう一方の某会の会報についてはKさんにレイアウトなどをお任せする点がとても心苦しい。。。

明日からは11月にお手伝いする予定だった薪割りのため長野の上田に行く。丸太が明日ようやく届くらしい。焼き物を一から知ろうと思い立って、薪割りからまずは体験となる。昔の徒弟制が残っていた時代を少し感じてみたいということもある。弟子入りした者が最初に与えられる仕事が薪割りだったからだ。

 この画像は本松氏のお仲間の窯で焼いてもらった花入。窯焚きの最中、窯の中をごろごろ転がっていたらしい。

職人というのは基本的に恐ろしく専門に特化された技能を持つ人々である。最近はすっかり手広くやることが当たり前になってきつつあるが、伝統的な技は基本的に一品仕上げるのに多くの人の手が入る。そうした伝統工芸の品々は地道にゆっくりと見て行かないと生半可な認識に陥る恐れ無しとしない。そこでまずは薪割りから入ろうと思った。

薪割りは結構孤独で辛い作業のようだが、日頃の仕事がデスクワークだから、数日で千束ほどを仕上げるくらいはよい気分転換になるのではと思う。今冬は随分と早めに雪が降り始めた青木村。極寒の地での作業はどうなるだろうかと思いつつ、出発する前に年賀状の必要な部分を印刷してしまおうとプリンターを動かしている。