捻じ立て技法

今日は夕刻に本松氏の個展に伺う。茶壷、花器の存在感が圧倒的で、その造形には形容し難いものがある。

今日は輪積の技法について少し詳しくお聞きする。ところで輪積という言い方は随分と新しい言い方らしい。捻じ立てがその前の言い方だったようで、しかし捻じ立てだとよく分からないので(実際、私も見て聞いて、捻じる意味が分かった)、輪積としたらしい。

表現が分かりやすくなると誤解されやすくなるのも常である(「誤解を恐れずに言えば」という表現はまさにそれだ。昨今分かりやすいことが持てはやされていることには一定の危惧を抱く。もちろん分かりやすいことはよいことだが)。

輪積と呼んだために、紐作りと勘違いされていることが多いらしい。輪積みというと、あ〜あの紐で積み上げて行くことですね、と言われることが多い。まぁ半分当たっていて、半分外れている。

詳細は本松氏のHPにアップされる予定だが、ひも状にした土を捻じって積み上げ、縦に捻じってのばしていく。。。(この表現だと何がなんだか分からないが)

また捻じ立て技法で用いられるコテにもちょっとした秘密があることを知る。今日聞いたことは、たぶん輪積み成型を修行して数年はかかるであろうことなので、とてもスリリングだった。

しかしそれを実際に見に着けるのは容易ではない。まずは綺麗な円状に回ることを覚えなくては。。。