新宿のバーで

昨日もまた朝寝てお昼過ぎに起きる。某大に論文に必要な書籍を借りに出て、それから夜は新宿でお好み焼きをご馳走になる。

その後、帰宅途中にあるBees Westに2ヶ月ぶりに立ち寄る。葡萄シャーベット、和菓子をご馳走になり、お土産に酢橘を数個戴く(マスターのお知り合いの方が徳島在住で、この時期酢橘を送ってくれるそうだ。この時期だけのカクテル、ジン酢橘はなかなかいける)。

論文の締切が来週頭にあることが頭を掠めつつ、落ち着いた気持ちにさせてくれるマスターとあれこれ話す。

話の途中、大阪高裁の判決どう思われますと聞かれる。違憲判決は傍論という形でしか出せないのであのようなやり方になってしまうのは仕方ないのではと答えると、いえ、そうではなく、傍論という形で、あのような判断を下すことの是非について、いかがでしょうか、と聞かれる。

確かに本件そのものに付加して傍論で判決を下すという形式はやり方を間違えると大きな問題になり得ると思われる。。。靖国の問題に限らないが、日本にもちゃんとした違憲裁判所を作ることが必要だなと改めて感じる。

ところでここのバーには、マスターの縁者の御婆さんがいらっしゃる。だいたい9時頃からバーに出てこられて1時間くらいしたらまた上の部屋に戻られる。

マスターの話だと、高血圧(200)らしいが、日本酒をお猪口で2杯飲むと150くらいまで下がるらしい。百薬の長というお酒の面目躍如たる効能である。

またこのバーの魅力はマスターの人を癒すような雰囲気もさることながら、例えば、入り口の外に置いている電話の音がいい。鈴が鳴っているような昔の電話の音で、ああ、電話がかかってきたなという実感がある(ノスタルジー)。

最初のおしぼりもほんのりと香り、アルコールに弱い私にはいつも特大のお水をお酒に添えて出してくれる。少し茶色がかったお水なのは、トリニダードトバコ原産のアンゴスチュラビターが数滴入っているからで、なんでも胃腸によいとのこと。

乾き物も無くなるとすぐに足してくれる。それでいて、1杯のお酒代しか払わないので、なんだか申し訳ない。。。