9.11

お昼に投票へ。そのまま某用事で四ツ谷地域センターへ。多目的センターを予約してから、図書館でふらっと読んでいたら、どうも外が灰色暗い。。。

もしやッと思って目を凝らすと、豪雨。。。しまいに雷までもが落ち始める。綺麗だなと思いつつ、9階のモスで遅い昼食。

9.11の折はロンドンにいた。ドイツ人の女の子が大変だと血相を変えてクラスに飛び込んできたので、カフェに行ってTVを観ると、ちょうど飛行機がビルに突入する映像が映し出されていた。

その日はバッキンガム宮殿内の見学に行くことになっていたので、ラジオから流れる情報に耳を傾けながら、レスタースクウェアからてくてくと宮殿目指して歩いた。

まだニュースのことを知らない人たちが多いようで、ロンドン市内が陽気だった分、余計に危機感を感じた覚えがある。

あれからアフガンの空爆があり、イラク戦争があった。そして今度のハリケーンである。

「ブッシュの被災者放置=人種差別とイラク戦争政策最優先に怒りが爆発」 ここに載っていることが100%正しいとは思わないが、多くの情報は正しい。

ショッキングなのは「初動対応がなぜ遅れたのか、ではない。初動対応は行われなかったのだ!」という事実だろう。「カトリーナ」がニューオリンズに上陸したのは29日の朝、ブッシュが休暇を返上し動き始めるのが31日! しかも最初は石油ビジネスに関する関係閣僚会議だというからひどいものだ。

現在軍が投入されているものの、ブッシュ政権は国連や諸外国からの緊急援助を一旦全て断ったようである。9月1日に国連から申し出があり、援助受け入れは4日である!

しかも、(これは別の情報ソースだが)近隣住民は食糧の差し入れも禁止されている! 洪水を免れた唯一の地区であるアルジャーズには住民でない黒人が入るだけで発砲!される事態にある。

「『世界を民主化する』と豪語する国が、自国民の生命や生活を守ることができず、むしろアフリカ系アメリカ人であるが故に平然と被災者を放置し見殺しにする状況をどう表現すればいいのか。」

これは単なる人種差別の問題だけでなく、資本主義の抱える矛盾が表出した問題でもある。経済の問題に対しては、政治が介入する必要がある。全ての人に最低限の生活を保障するのが政治家の本来の役割ではないのか。

五十嵐氏の言う「反テロ・オタク」ブッシュ大統領が「対外侵略と戦争国家造りを最優先し、自然災害対策を切り捨てたツケが回」ってきたと言える。

さて、今日の選挙。事前の演説でも郵政改革しか訴えなかった「郵政オタク」小泉首相。人々はどのような判断を下すのか。そして郵政改革と言いながら改憲をも目論む彼らの野望は砕かれるのだろうか.....。