二日酔い

昨日は酒量が半端でなかったせいか、アルコールがいまだ大量に体内に残っているようだ。水分を多めにとり、昨日戴いた松栄堂「堀川」を焚くと、二日酔いが和らぐようで、少し気分がよくなる。

或る方々のお気に入りが松栄堂の「堀川」だが、先日京都に立ち寄った際に松栄堂のお香をいろいろ聞いてみた。やはり「堀川」が断然良い。寺院に漂う辛気臭さはなく、独特で典雅な香り。

さて、Nagelの論文に目を通さねば。

夕刻より、Nagelの“The problem of Global Justice”を読む。3分の1くらいしか読めていなかったので、前半部分の報告で終わって助かる。

主権概念とワンセットになった正義概念をネーゲルが採用しているので、どうも違和感を感じる。ホッブズの論理に従って、世界政府が存在しないのでグローバルジャスティスも存在しないという議論。グローバルジャスティスの非在を問題にするコスモポリタン的観点と、問題にしない(ロールズ流の)政治的構想の観点があるといった話など。

夜は居酒屋でブリカマ焼定食とビールを一杯。。。参考文献や注をつけず、自分の頭でひたすら考え抜かれた論文、最近のドラマ事情、『マスターキートン』のことなど.....。

そういえば、故大森荘三氏は日本思想史に関する著作以外は、あまり(場合によってはまったく)註をお付けにならなかったな。